オフライン機能はその代表例であり、Firefox 3のそれはGoogleの提供しているGearsを使っても同等の操作を実現できる。このように、技術の競合に対するMozillaのスタイルについて、浅井氏は次のように説明している。
「我々は別に競争に勝とうという意識で作っているわけではなくて、お互いに切磋琢磨していい技術やサービスを作っていければと考えています。例えばFirefoxで実装した新しい技術と同じものが他のベンダーからリリースされたとしても、それは技術を評価して頂けたということで歓迎しますし、逆に我々も使ってみていいと思ったものを積極的に導入しています」
Gearsについても、Firefoxの標準として採用するのかという話が持ちあがったことがあるという。浅井氏は次のように続ける。
「これは米国の開発者がメディア向けに語った話なのですが、Gearsのいいところはそれを入れなくてもいいことだ、ということです。Firefoxにとって絶対に必要なのはオープンスタンダードなHTML5のサポートなので、HTML5のオフライン機能を実装しました。それ以上のものについてはユーザが選択できればいいと思いますし、たくさんの選択肢があることで本当のオフライン機能の使い方というものを作っていければよいと考えています」






