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ChromeをWebアプリ実行の“プラットフォーム”として考えると……
しかし、Chromeを「Webアプリケーションの実行プラットフォーム」として考えれば、何の不思議もありません。
例えば、Windowsアプリケーションを使い、ワープロと表計算とメーラとスケジュール管理を開いて仕事をしているとします。この場合、これらのアプリケーションソフトは別々のプロセスを持っています。だから、例えばワープロがクラッシュしても、メーラが落ちることはなく、書きかけのメールが消えてなくなることもありません。
ところが、従来のWebブラウザ上から使うAjaxアプリケーションの世界では話が変わります。Ajaxアプリケーションのワープロと表計算とメーラとスケジュール管理を開いて仕事をしているとき、ワープロがクラッシュするとすべて道連れです。クラッシュリカバリ機能が救えるデータを救ってくれることはありますが、すべてを確実に救えるわけではありません。
ですが、Chromeのアーキテクチャであれば、この問題が解消されます。タブごとに異なるプロセスで実行されるため、ワープロがクラッシュしてもメーラに影響は及びません。これは、「Webアプリケーションのプラットフォーム」として考えれば、長所です。
Chromeを「Webアプリケーションの実行プラットフォーム」として考えると、「アプリケーション
ショートカット」機能を含め、Webブラウザの機能を拡張することを目的として開発されていたGearsは、実はChromeのための布石だったのかもしれないという考えに至ります。
最近では、手軽にWebサイトに組み込めるAjax/JavaScriptライブラリが増え、個人サイトでもメニューや画像表示などにちょっとした動きを取り入れる機会が増えている。ただ、複雑な処理を組み合わせるとどうしても時間がかかり、動作がモッサリしてしまうので、自分のサイトに組み込むのは敬遠していた人もいるだろう。
現行バージョンの3でも他のブラウザーに比べると圧倒的に速かったFirefox(関連記事)が普及すれば、JavaScriptの機能をふんだんに使って、さらに使いやすく、楽しいWebサイトを作れそうだ。