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saved by2 people, first bynomico n on 2008-03-23, last byMah Saito on 2008-03-24

  • それは、チーム全体の士気が最も高まるような選手の組み合わせを常に把握できるようにすることだ。スポーツのチームでも企業内のチームでも、チームの士気が高いほど、パフォーマンスが良くなる傾向が強い。
  • そこで平本代表は中竹監督に対して、選手の組み合わせとチームの士気の関係を把握する方法についてのアイデアを次々と提示し始めた。その中で、中竹監督が一番しっくりくると感じたのが、選手の名前を書いたマグネットを小さな携帯サイズのホワイトボードに置いていくアイデアだった。
  • 「先日(11月11日)の帝京大学戦の時のレギュラーメンバーの名前を付せん紙に書いていってください。それができたら、チームの士気に与える影響度や選手の相関関係を考慮して、付せん紙をグループ分けしながら紙に張っていってください。例えば精神的支柱としての影響度が最も高い選手の付せん紙をボードの上の方に張り、2番目と3番目の精神的支柱をその両サイドに張る。さらに1~3番目の人と、士気を高めるという点で結び付きが深い選手の付せん紙をそれらのすぐ下に張っていく。そんな感じでお願いします」
  • 「レギュラーメンバーのチームの士気に関する“勢力図”ができましたか。そうしたら次は、ケガから復帰してくる選手や控えの選手の付せん紙も作って、あれこれ入れ替えてみてください。この選手を外したら、単にこっちの選手を入れるのではなく、あっちとそっちも入れ替えた方が全体の士気にプラスになるとか、そういうのが把握できると思います」
  • このセッション後、中竹監督は携帯ホワイトボードを持ち歩き、シミュレーションを頻繁に実施するようになったのである。



     企業の部や課などビジネスの世界のチームでは、早大ラグビー部のように頻繁にメンバーが交代することはない。しかし、チーム全体の士気を踏まえ、メンバー間の関係を図示する意義は大きい。ビジネスの世界での流行りの言葉で言えば「勢力の見える化」だ。

  • 「まずマネジャー自身を表す記号を紙に書いてもらう。その周囲に、上司や部下、時にはお客さんを表す記号も書く。この時、記号の色や大きさや形や距離を変えて、自分と周囲の人の関係を一覧できるようにするのです。生真面目な部下Aを四角形、怒りっぽい部下Bはギザギザ、といった具合ですね。そして各人が向いている方向も分かるようにする。こうして勢力図を書き上げてみると、実はチームの士気に一番影響を及ぼす人は、パートの女性だったりするんですよ」と、平本代表は笑みを浮かべながら説明する。