saved by2 people, first bynomico n on 2008-03-16, last byMah Saito on 2008-03-18
―― ちょっと意地悪な話ですけど、そういう100人の感覚と自分の感覚がずれているなというときってどうするんですか。
向井: いや、全然ずれています。実際にもう全然違います。
―― ずれている?
向井: はい。
―― それはどう補正するんですか。
向井: 最初はある程度、仮説を立てて自分の思い込みではじめるしかないわけです。でも、時期をみて、いろいろな人の意見を聞くのが絶対に大事ですね。まずは社内の、本当に老若男女問わずいろいろな方に、「こういうのができたんだけど、ちょっと触ってください」って言って、使ってもらうと、全然自分の意図しているものと違う答えが返ってくる。「あ、違うのか」と思いながら、それをフィードバックしてどんどんいいものを作っていく。これを、ずっと最後まで採っています。
―― 任天堂の宮本茂さんが、どちらかのインタビューで言っていたんですけど、ゲームを作ったら、何も知らない人にぽいっと渡して、「とにかくやってみて」って、後ろでずっと見ていると。それをひたすら繰り返す。
向井: そうですよ。その通りです。何もこっちは言わないんです。言っちゃダメです。「これこれはどういうものだから」と説明してしまったらその人はその先入観で使い始めてしまいます。