Skip to main contentdfsdf

Toshiro Shimura's List: Smart Phone

      • All the dirty details:
         
           
        • Infineon PMB6952 / S-GOLD3 six-band UMTS / HSDPA transceiver (as we'd heard)
        •  
        • Murata LMRX3JCA-479 tri-band amplifier (we're assuming for the 3G)
        •  
        • Sony SP9T antenna switch for GSM / UMTS dual mode
        •  
        • ARM 1176JZF-S - Main CPU (same as in 1st gen iPhone)
        •  
        • Skyworks 77427 chip - UMTS / HSDPA tx 1900MHz, rx 2100MHz
        •  
        • Skyworks 77414 chip - UMTS / HSDPA 1900MHz
        •  
        • Skyworks 77413 chip - UMTS / HSDPA 850MHz
        •  
        • Internal build model number: n82ap (1st gen iPhone was model m68ap)
        •  
        • UMTS Power Saving option - on or off
        •  
        • Hooks for Global Locate Library (GLL), software that handles A-GPS related commands for the host processor
      • Our source who played with the 3G iPhone told us explicitly there is no front-facing videoconferencing camera.
      •  
      • Even still, when we were ferreting around the new 3G iPhone firmware today, we were keeping an eye out for altered or additional camera drivers, something to indicate a front-facing camera. Nothing.
      •  
      • The text explanation for Exchange and iChat are so bad as to make the whole thing unbelievable. (Apple's doing video chat for Windows? Huh?) But that's not all!
      •  
      • Say, wouldn't that exchange logo be in the Apple banner that's up at the Moscone right now? All the other iPhone icons are.
      •  
      • No Apple design would be laid out the way this guy's got his page laid out here.
      •  
      • Bottom line: looks pretty, but so very fake.
    • 約1年半におよぶ水面下での争奪戦に勝ったのはソフトバンクだった。音楽プレイヤー「iPod」と携帯電話が一体となった米アップルの「iPhone(アイフォーン)」。その日本での販売および通信を担当する契約を、ソフトバンクモバイルが米アップルと交わし、NTTドコモを退けた。
    • 孫社長にはトラウマがある。「ソフトバンク、アップルと携帯で提携、iPod内蔵機を開発、音楽配信切り札に」。2006年5月、新聞の朝刊1面にこんな見出しが踊った。同じ月、ある雑誌には「孫正義社長がアップルのスティーブ・ジョブズCEOと東京で極秘裏に会談を行った。(中略)『iPod』を、ソフトバンクの携帯電話に搭載しようという交渉ではないかとの噂も出ている」という記事も掲載された。

       

       米アップルがiPhoneを正式に発表したのは、2007年1月に米国で開催したイベントのジョブズCEOの講演。ジョブズCEOはそれを前に「日本で情報が漏洩していることに激怒し、ソフトバンクとのiPhoneに関する話はいったん白紙に戻った」(関係者)。孫社長はお詫びの気持ちなのか、誠意を見せるためなのか、「米アップルから招待されたわけでもないのに、iPhoneの発表会に押っ取り刀で駆けつけた」(同)。

       

       以降、どうしてもiPhoneを手に入れたい孫社長は、iPhoneについてメディア関係者に何を聞かれようが「ノーコメント」を貫き通し、水面下でNTTドコモとの獲得競争に肝胆を砕いて来た。その結果、孫社長自身の熱意と柔軟な経営方針、先行してアップルのパートナーとなった英ボーダフォンとの良好な関係も決め手となり、NTTドコモに先んずることが出来たようだ。

       

       iPhoneは、閉鎖的な日本の携帯電話業界にとって受け入れがたいビジネスモデルを突きつける黒船でもある。端末はアップルの直営店でも販売し、アップルは携帯電話事業者からiPhoneの通信料の一部を徴収することを条件としている。そのため、既にiPhoneを販売している世界各国の携帯電話事業者は、音声通信とデータ通信がセットになったiPhone独自の定額制料金プランを自社の料金プランとは別に用意している。

    • 米アップルによると、今年3月末時点のiPhoneの累計販売台数は全世界で540万台。2008年末までの販売目標は累計1000万台。となると、主に新製品の3G版iPhoneがあと半年で400~500万台売れるという見通しになる。国内でどんなに売れても年内50万台が限界だろう。

       

       だが、ソフトバンクが若年層の圧倒的な支持を得ているiPodというブランドを取り込んだ意味は大きい。アップルが持つ強大なブランド力は間違いなく若年層への拡販につながる。iPhoneだけではなく、ソフトバンクの携帯電話全般から、アップルの音楽販売サービス「iTunes  Store」を通じて音楽をダウンロードできるといった展開も、今後は考えられる。少なくとも音楽プレイヤーとしての携帯電話のポジションを確立しているauにとって、大きな脅威となったことは間違いない。

       

       過去のトラウマを乗り越え、1年半の戦いに勝利した孫社長。6月9日にジョブズCEOが自らの口で語った後に、今後の戦略について委曲を尽くす算段を考えているところだろう。

    • iPhoneのビジネスで、最大の障壁と思われがちなのが、「上納金」の徴収ですが、あるケータイ事業者の重役の方は、それすら「まったく問題にならない」と語っています。 

       

        なぜ、問題にならないのか。それはiPhoneは販売奨励金が不要だからです。 

       

        これまで日本でケータイが1円など激安で売られていたのは、メーカーがあらかじめ販売店に端末ごとに数万円分の販売奨励金というお金を支払っていたからです。では、ケータイ事業者は、このお金をどうやって回収していたかというと、毎月の基本料金に数千円分のお金を上乗せしていたわけです。昨年になって、こうしたやり方が見直され、ケータイの売り方や価格に大きな変化が出ましたよね。 

       

        ところがiPhoneでは、製品の値段がそれなりでも、販売が見込めるので、奨励金が不要になります。そこでケータイ事業者は、販売奨励金用にしていた基本料金の一部をアップルに回せる、というわけです。

    • iPhoneを売ることは、キャリアにとっては大きな冒険となります。いいことも数多くあるけれど、その一方で、あまりうれしくないこともある。 

       

        例えばiPhoneが成功してしまうと、iモードのような公式コンテンツのビジネスは崩れてしまいます。もっとも、これについてはキャリアの重役の方々も、もうあまり長続きはしないビジネスだと腹をくくっているところがあるようです。 

       

        iPhoneが崩さないまでも、グーグルの「Android」(アンドロイド)など、あとに続く新世代ケータイは、いずれも公式コンテンツビジネスを過去へと葬り去るものです(関連記事)。 

       

        さらにiPhoneはパケット定額の料金が基本なので、ユーザーごとの平均月額利用料(ARPU)の向上があまり期待できません。つまり、ケータイ事業者を、単に回線を提供し、基本料金を徴収するだけの「土管屋」にしてしまうということです。

    • なぜかというと、ソフトバンクのユーザーは、元々は他社のサービスを使っていて、価格や端末の魅力をよく比較検討した上で、自らの意思でソフトバンクに乗り換えた人が多いからです。そういう人達なら、他のキャリアからいい製品が出れば、また移ってくれる可能性が高いわけです。 

       

        逆にドコモのユーザーの中には、「とりあえず一番大きくて信頼できそうなところの端末を買っておけば、間違いないだろう」という人、つまり、あまり吟味せずに事業者を選んでいる人が大勢います。 

       

        そういう「とりあえずドコモ」な人々は、わざわざ面倒な比較はしないでしょう。せめて、今、使っている端末が壊れたときに同じケータイ事業者で機種変更をするくらいです。そう考えると、たとえ今、ソフトバンクモバイルが顧客数でドコモを追い抜いたとしても、ドコモと組んだほうが最も多くの顧客にリーチできる可能性が高いわけです。 

       

        昨年、アップルはWindows版のSafariを発表して、Firefoxのシェアを奪うと言いましたが、これと同じ論理です。Firefoxを使っている人々は、いいブラウザーを吟味した人達なので、いい製品を出せば取り込むことができる。しかし、Internet Explorerを使っている70%強のユーザーは、そもそもブラウザーへの関心が薄い人なので、乗り換えさせるのも大変なのです。

    • とくに、現時点で「発売後すぐにでも購入する」「購入すると思う」といった割合が9%もあるというのは驚きだ。日本ではすでに携帯・PHSのユーザー数が1億人を超えると言われるが、単純計算してしまうと、900万台も売れる見込みがあるということになる。アップル、そしてソフトバンクはウハウハである。また、事業者変更が必要な場合でも、同様に5%が購入を見込み31%が購入に前向きな回答となっている。 

       

        また、男性の関心が圧倒的に高いのも大きな特徴だ。年代別に見ると、「すぐにでも購入する」「購入すると思う」と回答したのは、30代が圧倒的に多い。女性の大多数が様子見(検討する)と回答している点を考慮すると、やはり30代男性(おそらくはガジェットなどに感度の高いマニア、要はオタク?)が高い関心を持っていることになる。 

       

        一方で、価格に関しては非常に現実的な判断をしている点も興味深い。

    • 先日、NTTドコモからPRADA Phone by LGが予想価格10万円弱という価格で発表されたが(関連記事)、iPhoneの価格で許容できる最大価格は、「2万円未満」を除くと、「3万円」(27%)が最も多い。次いで「5万円」(15%)。「5万円」の場合、購入を検討する人全体の34%が許容することになる。 

       

        つまりは、少なくとも他機種と同等の価格で出てくれば、相当の数の人が実際に購入することになりそうだ。果たしてどんな価格で登場することになるだろうか。価格については、おそらくアップルの意向が大きく反映されることになるだろうが、ソフトバンクの下す決断に注目だ。

    • iPhoneについて気になる点はどうだろうか? 「バッテリーの持ち時間」が72%で1位。次いで「パソコン向けWebサイトを利用したときの料金が定額か」(65%)。Webサイト閲覧に対する期待の高さが伺える結果となっている。 

       <!-- 画像が1つの場合 --> 
      iPhoneの購入を検討する上で気になること
      iPhoneの購入を検討する上で気になること<(すぐにでも)購入したい・購入を検討>
       

        以上、iPhoneに対する携帯・PHSユーザーたちの期待をご覧になってみて、いかがだっただろうか。「ああ、なるほど、みんな考えていることは一緒だなぁ」と感じた人も多かったのでは? アスキー総合研究所では今後、IT、デジタル業界などの動向を独自に調査、分析し、様々なレポートを発信していくという。次なる調査はいったい何か!? 乞うご期待!

    • Appleのオプションは2つ。P.A. Semiのプロセッサは、プリンタから携帯電話、サーバまでスケーラブルに作れるアーキテクチャを持ち、しかもファブレスだ。それを傘下に収めたAppleはチップ製造を100%コントロールできるだろう。それをすべて自分たちで使えば、Atomと違って供給不足の心配がないので、これをiPhoneに搭載するという方向性が1つ。もう1つの可能性は、たとえiPhoneでAtomを使うにしても、P.A. Semiの存在をAtomの供給量の確保に関するIntelとの交渉材料として利用することだ。「Atomが確保できなければ、P.A. Semiのプロセッサを使う」とIntelにプレッシャーをかけるわけだ。そうすれば、タフネゴシェータであるジョブズに屈して、Atomのチップを潤沢にAppleに供給する事も十分あり得る。 

       

        その意味では、AtomとP.A. Semiの、どちらを使うケースも考えられるため、そこの部分までは予測しきれない。蓋をあけたら、P.A. Semiを使ったiPhone、AtomのiPhone2つが出てくる可能性すらありうる。Appleは、供給さえ確保されれば、どちらのCPUでも動くようにシステムを作っている可能性が高い。Intel対応したときを思い出しても、Mac OS Xは最初からすべてのバージョンでIntel対応版が裏で用意されていた過去があり、Appleの準備は周到だった。iPhoneでも、Atom、P.A. Semiのどちらにも対応できる体制になっているのではないか。

    • バッテリ持ち時間を伸ばす解決策としては「消費電力を下げる」か、「バッテリ容量を上げる」というのは自明だが、デザインのために本体のサイズが大きくなることや予備(あるいは交換)バッテリなどを嫌うであろうAppleとしては、やはり「消費電力を下げる」のがスマートな選択だろう。その切り札のひとつとなるのが、IntelのAtomではないだろうか。実際のAtom搭載機でのベンチマークなどはまだ行っていないので、Atomが実際どれぐらい省電力を実現できるかは不明だが、今後のロードマップとしてもさらなる省電力化を描いているので、将来へ向けての期待もできる。 

        インテルとしても、ARMが抑えてきたスマートフォン市場へ食い込む大きなチャンス。だからWWDC基調講演でのiPhoneのAtom採用発表&ポール・オッテリーニ登壇は固いのではないか。

    • 従来のiPhoneのCPUはSamsungがライセンス生産している「339S0030」という型番のARMコア。Mac OS XはさまざまなCPUアーキテクチャに対応可能である点はPowerPCからIntel、そしてARMに移植してきたことでApple自身が示してきた。しかし、複数のプラットフォームの製品を展開すると、それだけ開発リソースが分散されてしまう。現状のMacで採用されているCore2系のCPUと命令セットと互換のあるAtomを採用すれば、開発のリソースを1つのプラットフォームに集中できるメリットがある。そういった意味でも、iPhoneにAtomを採用するのは理にかなっている。(談)
    • 「iPhoneは形状もビジネスモデルも違う。既存の携帯電話とは棲み分けが起こり、『もう1台持とう』というようになるだろう」――NEC執行役員でモバイルターミナル事業本部長の山崎耕司氏は、アップルのiPhoneが日本市場に与える影響について、このように予想する。
    • iPhone の Gmail 対応について Mayer 氏は、「Gmail アプリケーションは、これまで iPhone  が展開してきた全ての市場で提供しており、日本のプラットフォームでも提供していく。具体的な時期、またデフォルトで搭載するかダウンロードにするかというのは、今後の日本市場における  iPhone の展開次第」と、日本市場においても iPhone への Gmail 搭載に前向きな姿勢を示した。


          
      米 Google 検索担当副社長 Marissa Mayer 氏
      米 Google 検索担当副社長
      Marissa Mayer  氏
    • これまでのところ、AppleにとってiPhoneは大きな利益をもたらすというよりは、投資家や消費者の間で話題を作るものだった。直近の四半期に同デバイスと関連製品がAppleの売上高に占めた割合は、売り上げ計上方法の影響もあって、わずか5%だった。一方iPodは直近の四半期の売上高75億1000万ドルのうち約4分の1を占めていた。

       

       次世代iPhoneはこの状況を変えるかもしれない。3Gモデルの登場を控えて、Appleは世界中の携帯キャリアと多数の契約を結んでいる。先週の調査報告書で、American  Technology  Researchのアナリスト、シャウ・ウー氏は、こうしたキャリアとの契約は、iPhoneの見込み顧客を現在の市場(米国と幾つかの欧州の国家)の1億5300万人から7億5500万人に拡大すると推定している。

    • 3G版iPhoneは、日本などの新たな市場で消費者の支持を勝ち取るカギとなる。Appleは、ネット接続がやや低速な、399ドルからの2.5G版iPhoneも50~100ドル値引きして販売を続けるだろうとウー氏は予測している。

       

       そうなれば、AppleがiPodで取ってきたアプローチをまねることになる。iPodは時間とともに幅広い製品ファミリーに進化し、さまざまな価格で異なる機能を提供している。iPhone  nanoやiPhone classicを想像してみてほしい。

       

       ウー氏は、iPhoneがいつかMac事業並みに大きなビジネスになり、年間で150億~200億ドルの売上高をもたらすと想像している。

    • もちろん(現在では)Flash未対応、ソフトウェアキーボードは慣れが必要、など問題もあるが、PCセントリックな人種にとっては非常にフレンドリーで手放せない機器であることは間違いないだろう。使用イメージとしては「電話」というより「ネット端末」といった方がいいかもしれない。これがWMWiFiRouterなどを介さずに、単体でどこでもハイスピードのHSDPA通信できるとなれば魅力的だ。きっと長くつきあえる機種になるだろう。

       

      その魅力的なiPhoneを迎え撃つ形になる、国内メーカーの夏モデルも工夫の跡が見られる。

    • 注目は、現行のiPhoneに搭載されていない機能が含まれる点。「GPS Module」「Video Conference Module」「Instant  Messaging Module」「Bloging Module」などがリストアップされている。全地球測位システム(GPS)で位置情報を取得、Mac OS  Xの「iChat」のようなビデオ会議かつインスタントメッセンジャー対応のアプリケーションを搭載、ブログ投稿機能を追加――。こうした新機能が新型iPhoneに追加されるかもしれない。
    • 根拠はないものの、これまでのアップルの発表を踏まえ、iPhoneまたはMacintosh向けの新しいネットサービスが登場するのではないかと期待している。古い話で恐縮だが、2月に筆者は「MacBook AirとEee PCはパソコン市場を変えられるか」という記事を執筆した。

       

       この際、「アップルは、次の一手としてなんらかの無線サービスを用意してくるのではないか。筆者はそう考える。(中略)この「アップル印」の無線サービスへ,いつでもどこでもモバイルで常時接続したくなる。いや,しなければならなくするオンラインサービスを投入する」と述べた。MacintoshやiPhoneの世界に、従来とは違った垂直統合型の新サービスを持ち込めば、俄然MacintoshやiPhoneをモバイル環境で使う「うまみ」が増す。アップルにとってもビジネスモデルを盤石にする点で「うまみ」があり、ユーザーにとっても利便性が向上する「うまみ」がある。  

       

       さて実際はどうか……。米国時間の6月9日の午前10時(日本時間の6月10日午前2時)。すべてはスティーブ・ジョブズCEOの基調講演で明らかになる。  

    • 2008年度は、機種ラインアップの拡充や操作性の改善を中心とした機能強化、開発および製造の効率化を重点分野に掲げる。今年度上期は、NTTドコモ向けに6機種、1年半ぶりのリリースとなるソフトバンクモバイル向けに2機種を投入。2007年度上期は2機種、同下期は4機種を展開していた。薄型サイズや高機能を特徴としてきた同社では、「デザインや使いやすさ、NGN時代に向けたインターネットとの親和性向上を強化していく」(大武氏)という。一般向けでは初の携帯電話/無線LANデュアル端末「N906iL  onefone」を利用したFMC(Fixed Mobile  Convergence)サービスの展開にも注力し、「(通信の)NECの総合力を発揮し、新サービスの先駆者として普及に取り組む」と大武氏は語った。

      <!--CAP--> 
      nembtrnl02.jpg 出荷増は国内市場でのシェア拡大で達成する計画
    • 開発および製造では、Linuxベースのソフトウェアプラットフォーム強化や、派生機種開発を容易にするためのハードウェア開発プロセスの改善を図る。特にソフトウェアプラットフォームは、アプリケーションやミドルウェア領域でモジュール化を進め、多品種展開における開発コストの増加を抑制させる。「これにより、機種数を2倍にしても、開発コストの増加を20~30%程度にできる。さらに20%以下に引き下げたい」(大武氏)。OS領域では従来からGoogleのAndroidなど新たなオープンプラットフォームが登場しているが、「しばらくは様子を見たい。当面は現行ベースになる」(同氏)という。

    1 more annotation...

    • iPhoneの日本での発売はソフトバンクモバイルからも発表があったとおり、まだ先になる。アップルとソフトバンクは、このWWDC期間中、あるいはその後から本格的な交渉を行い、iPhoneの日本での利用に必要な認可の取得についても、そこからスタートすると見られている。これらの認可を得られるのは、早くても今年の秋以降になるだろう。

       

       iPhoneの発表に関して、もう1つ無視できないポイントがある。それはアップルが、日本のソフトバンクなどを含む合計70カ国での契約を発表する可能性があるということだ。今までiPhoneが正式に発売されていたのが、米国、英国、アイルランド、ドイツ、フランス、オーストリアなど10カ国未満だったことを考えると、これは大きな飛躍である。

    • 蛇足だが、70カ国のうちのほとんどは、第3世代携帯電話網が敷設されておらず、現行、iPhoneと同じGSMを使うことになる。今回、追加される国には発展途上国も多く、そうした国々にオーバースペックで高価な3G版iPhoneを提供することは考えにくい。そう考えると、冒頭で述べた「高価な3G版iPhoneと安価なGSM版iPhoneの2本立て」という戦略は、正しいように思えてくる。また、今までのiPhoneはPCと連携しないと使えなかったが、発展途上国に市場を広げるとなれば、“次のiPhone”はPCへの依存度が低くなるかもしれない。

       

       これまではデジタルハブとして、iPodやiPhoneとPCとの連携を重視していたアップルだが、今年の初めに発表したApple TV  2.0からは単体での動作を重視する傾向が見える。実際、スティーブ・ジョブズ氏も、これからの技術革新では、post-PCデバイスと呼ばれるこれらの製品が中心的役割を果たすと語っていた。

    1 more annotation...

    • 初代の2.5G iPhoneでは、音声通話サービスがアクティブな時に、EDGEでのデータ通信接続が行えなかったものの、新たに発表された「iPhone  3G」では、通話をしながら、UTMSやHSDPAネットワーク上でのデータ転送も可能となる。これは非常に大きな進歩である。
    • iPhoneに関しては、まだ誤解している人も多いようなので、念のために解説しておくと、iPhoneがこれほどまでに通信業界で注目されているのは、マルチタッチのUIを採用しているからでも、NextStepの血を引く最先端のiPhoneOSを積んでいるからでもない。NTTドコモなどの旧来型の通信キャリアからみれば「単なるデバイスの調達先」でしかなかったデバイスメーカーがキャリアのビジネスに口も手も出している点にある。
    • こうなると興味深いのは、ソフトバンクの価格体系に対してAppleがどのくらいの影響を与えたかということ。あるブログに「ソフトバンクが現行の料金体系をそのままiPhoneに適用すると月々の使用料金が10000円を超える」という考察が書かれているが、そんな料金体系でiPhoneを出す意味は全くない。妥当な線は、AT&Tと同じく、通話料も含めて7〜8千円というところであろう。

    1 more annotation...

1 - 20 of 195 Next › Last »
20 items/page
List Comments (0)