現時点でのPhotoshop.com Mobile Betaの機能は、Photoshop.comへの画像のアップ(2GBまで)や、逆にアップされている画像の閲覧など。Photoshop.comと Photoshop.com Mobileを組み合わせると、「ケータイで写真を撮影」→「Photoshop.comにアップ」→「Photoshop.com上で画像を簡易編集」 →「ブログやWebサイトからリンク」といった一連の作業が、ケータイとブラウザーだけで済むようになる。
Flickrに新たに追加された「edit this」ボタンを押すと、Picnik側からローカルのWebブラウザ上にFlashアプリケーションが読み込まれ、あたかもFlickr上のサービスであるかのように画像編集画面が開く。つまり、Flickrに対してPicnikがプラグイン機能を提供している形だ。FlickrがPicnikからコードを買い取ったとか、機能統合したというのではなく、一方のサービスが他方に埋め込まれる形で連携して動作している。
こう書くと単なるマッシュアップのようだが、ちょっと違う。Flickrから見れば外部アプリケーションとして起動するPicnikの画像編集アプリケーションは、Flickr側のアカウント情報や画像データなどにアクセスできる。認証やアクセス権限の管理がきちんと行われた形で埋め込まれているのだ。
PicnikはFlickrだけでなく、画像アルバム・共有サイトのPicasa、photobucket、webshotsなどにも画像編集アプリケーションを提供している。また、SNSサイトのFacebookにも、Picnikは外部アプリケーションとして画像編集アプリケーションを提供している。
Facebookユーザーは、サードパーティ製のアプリケーションを任意に選択して“インストール”ができる。すでにゲームやコミュニケーションツールなど多くのアプリケーションが有償・無償で提供されている。運営会社1社が新機能を少しずつ加えるのとはまったく異なり、似たような機能を提供するアプリケーションが大量にあり、ユーザーが取捨選択するという世界だ。
Picnik(本社:シアトル)では、ユーザーが各種の基本的な編集作業ができる。作業メニューには写真の切り取りとサイズ変更、露出、彩度および色温度の変更、エッジのシャープ化、赤目修正、写真の90度またはより小さい角度による回転などがある。複数のアンドゥレベルがあり、編集済みの写真はローカルコンピュータに保存するかFlickr、Facebook、PhotobucketおよびGoogleのPicasaに保存できる。
これらの機能は「Adobe Photoshop」などのフル機能を装備したデスクトッププログラムと比べるとかなり貧弱だが、基本的な画像編集作業は網羅している。しかし、オンライン画像編集サービスはPicnikだけではない。AdobeもPhotoshopのオンライン版を準備しているし、その他の競合企業にはPhixr、Snipshot、Pixenate、FotoFlexer、Wiredness、PikifxおよびFauxtoがある。
ちなみにPhotoshop ExpressはFlashベースで動作する。ということは、上手く軽いヴァージョンを作れば、Flash Liteの将来のヴァージョンが入っているケータイでもPhotoshopが使えるようになるのではないか。
もちろん使い方は限定的で、既に日本のケータイの多くの機種で出来るフレーム付けやスタンプや文字を入れるという程度からスタートするだろうし、オンライン上のストレージと関連づけるのか、端末内で何とかするのかも分からない。しかしモバイルコンピューティング、モバイルエンターテインメント性の向上に大きく貢献することは間違いない。
そう言う意味でFlashベースのリッチなウェブアプリは、とても注目しているのである。
Exifとメタデータ
ExifからRDFを抽出する
ExifタグのRDFスキーマ
写真や画像にメタデータを埋め込む
Exif加工ツールを使う
JPEGコメントフィールドにRDFを埋め込む
@@追加予定の内容
参考リソース
まだ準備中の段階ですが、とりあえずの情報を参考として公開します。若干説明不足の部分がありますが、ご容赦ください。 - Toshiro Shimura on 2008-08-20