中国は、レアアースとタングステン、アンチモンなど一部レアメタルでは世界一の埋蔵量を持ち、レアアースは世界の95%の生産量を誇っている国である。
タンタルというレアメタルがある。携帯電話、DVDプレーヤー、パソコン、デジタルカメラ、ゲーム機、液晶ディスプレーそして通信機器といったエレクトロニクス関係のキャパシター(蓄電装置)などで使われている。
タンタルを用途別にみると、55%がエレクトロニクス、20%が特殊合金、残り25%が特殊化学品その他となっている。
2008年の世界におけるタンタル生産は、豪州30%、ブラジル14%、モザンビーク13%、モザンビーク以外のアフリカ24%、中国8%、カナダ4%、ロシア3%、合計生産量はタンタル酸化物として430万ポンド(約1952トン)であった(出所:USGS=アメリカ地質調査所)。
中国は、レアアースとタングステン、アンチモンなど一部レアメタルでは世界一の埋蔵量を持ち、レアアースは世界の95%の生産量を誇っている国である。
中国が世界中で鉄鉱石、銅、ニッケル、コバルトなど産業の基盤となるメタル資源だけではなく、レアメタル、レアアースといった希少資源の囲い込みも国ぐるみで積極的にやり始めたということである。
2009年6月、イタリアのラクイラで行われた主要8カ国(G8)サミットの終わりに、バラク・オバマ米大統領は会議を総括して、1つの重要な結論を述べた。
「これから中国、インドそしてブラジルのようなメジャーパワー抜きで、グローバルチャレンジをどうにか解決できると我々が考えることは間違っていると、私には思える。世界経済における、これら新興国によって果たされる役割が大きくなりつつあることが明白であると考える時が来たのだ」
2007年10月に行われた第17回中国共産党全国代表大会において、胡錦涛国家主席が、その活動報告の冒頭で、胡政権が抱える「困難と課題」を列挙したが、第1番目に資源を挙げた。次いで環境、そして格差の問題であった。社会保障、所得分配、教育医療といった民生分野はその次であった。
「第1四半期の売り上げが前年比マイナス30%。第2四半期がマイナス5%で、ところによりトントン。売れ行きは徐々に戻ってきている」。そう言って胸をなでおろすのが北京の電機メーカーの総経理である。「このペースでいけば、今年の後半は、前年を上回ることになる可能性が高い」というのが、彼の見方だ。
自動車業界も有卦(うけ)に入ったように見える。今年の前半、ほとんどの日系自動車会社の販売台数は、前年を大きく上回った。トヨタ自動車の豊田章男社長が、就任直後の7月に広東省を訪問し、汪洋・広東省委書記と面談した。それも、トヨタの中国市場に対する期待感の表れだろう。
「たぶん、公共事業が増えた影響だと思うのだが、景気の実感と売り上げの回復ぶりが、どうもしっくりと一致しない」というのは、冒頭の総経理のコメントだ。「景気が良くなるというのは、もっと、ワサワサした感じなんだが」と首をかしげる。
「持ち主不明のビルが増えて、トラブルが多発しています」と言うのは、多くの日系企業を顧客に持つ弁護士事務所のパートナー。ビルを建て始めるが、途中で資金繰りがつかなくなり、転売する。これを何度か繰り返し、やっとビルが建ったかと思うと入居者が入らない。それでまた転売が繰り返される。
米国のミニブログ「ツイッター」が存在感を急速に増している。ツイッターとは小鳥の「さえずり」のこと。個人が複数の友人に向けて簡潔な情報を発信する通信手段として人気を集めるばかりでなく、誰でも100万人規模のマス(大衆)に向けて情報を即時一斉発信できる一種の報道媒体としての役割も拡大しつつある。ツイッターによるニュース発信が当たり前になった欧米主要メディアに倣って、日本国内メディアも相次いでツイッター上に公式アカウントを開設。新着ニュースの見出しリンクをひっきりなしに発信している。
構造的な伝達力の強さ
5月末に来日したゼネラル・エレクトリック(GE)のジェフリー・イメルト会長に会う機会があった。さすがのGEも世界的な金融危機で一時資金繰りがヒヤリとしたことなどを率直に語ってくれたが、GEの未来戦略の中で、最も興味を引かれたのは、研究開発の方向転換だ。
Market展開を地域軸で行うと自ずと経済格差に直面する。
かつて「経済一流、政治二流」と言われた日本だが、混沌とする現下の国際情勢の中、それに加えて「外交も国防も二流以下」といえよう。「北朝鮮の暴発」に晒される中、とるべき日本の選択肢とは何か――。
「国のかたち」を定義する根本は、「憲法」である。国際社会における日本の立ち位置、役割というのも、本来ならきちんと憲法で規定していなければならない。しかしながら、現行の憲法にはそれがない。
「国際社会における日本の役割」とは何か。要するに地球環境や世界の貧しい人々に対して、あるいは世界の横暴な国に対して日本は何をするのか、ということだ。
国際社会における日本の役割を定義していくときに、外交・防衛、ことに集団安全保障の問題を避けて通ることはできない。世界の国々が抱えている共通の課題、たとえば環境問題や甚大な人権侵害が認められる紛争に対して、国際社会はどう対処し、その動きに対して日本はどう応じるのか、ということも考慮しなければならない。
日本と世界の国々との位置関係、主義主張が一致している国、一致していない国との関係をどうするかについては何も書かれていない。工業化を果たし先進国という恵まれた立場に立った、今日の日本の国際社会に対する責任と義務について憲法はまったく語っていないのだ。
アルミの市場価格は6%上昇している。銅やニッケルの価格も値上がりしている。
ベンチャーと言う呼び方が、多方面でされている。だか、この記事で対象としているベンチャーを、「成長型ベンチャー企業」と呼ぶ。
もちろん、「成長型ベンチャー以外はベンチャーではない」と言っているのではない。「成長型ベンチャーのモデル」というものを認識していただきたくて、このような紹介をする次第だ。
会社がリビングデッドとなり、良い人材が塩漬けになってしまうのは、社会的に大きな損失なのだ。こうした会社に。新陳代謝を促すことが必要である。
清算ができれば有望な人材が新たな成長事業に就くことができ、VCとしても有望な投資先が生まれることとなる。
常々、社員に「やってみなはれ」と檄を飛ばし続けているサントリーホールディングスの佐治信忠社長が、自ら人生最大の「やってみなはれ」の実践に動いた。
7月13日、食品業界1位企業のキリンホールディングスと、同2位のサントリーホールディングスが、昨年から経営統合を視野に交渉をしていることが明らかになった。実現すれば連結売上高3兆8000億円と、国内ではダントツ、世界でも5指に入る食品メーカーが誕生する。
製油業界における味の素製油・ホーネンコーポレーション・吉原製油を軸とした経営統合、水産業界でのマルハグループ本社とニチロの経営統合など、食品業界では2000年以降、規模の拡大や事業ポートフォリオの補完、生産の合理化などを目的に大型再編が繰り返されてきた。そのたびに関係者の間でまことしやかにささやかれてきたのがビール業界の再編だった。
キリンはメルシャン買収の際に流通業に対するPB(プライベートブランド)商品の供給をやめさせたが、サントリーはこの7月にも、セブン&アイ・ホールディングスなどに第3のビールのPBを供給し、シェアを取りに行く。
業界でいち早くEVA(経済的付加価値)などによる緻密な収益管理を導入したキリンに対して、サントリーは1963年に参入したビール事業が45年間も赤字で、昨年ようやく黒字化したばかり。
ゴールドマン・サックスが7月14日に発表した今年第2四半期(4〜6月)の純利益は34億3500万ドルで、四半期ベースで過去最高となった。(1) 投資銀行部門の株式の引き受け、(2) 債券・為替・商品部門、(3) 株式部門などが好調だったのが主因である。
同社の第1四半期の純利益は18億1400万ドルだったので、上半期で52億4900万ドル、年換算で104億9800万ドル(約9853億円)となる。
また、JPモルガン・チェースも7月16日に、第2四半期の純利益が27億2100万ドルで、第1四半期(同21億4100万ドル)を上回る好決算になったと発表した。
しかし実際には、BISの自己資本規制に縛られるようになって、無制限にレバレッジをかけて資産を膨らませられなくなったというだけで、投資銀行が消滅したわけではない。単に、1990年代前半のビジネスモデルに回帰するだけで、いずれ復活するということは、業界関係者は一様に予想していたし、筆者もメディアのインタビュー等で一貫してそのように答えてきた。
いわゆるプロフェッショナル職の場合、優に1億円を超え、経営陣や成績のよいトレーダーたちは、数億から数十億円という報酬を手にすることになる。
今回の危機が、どのような仕組みで引き起こされたかを多少単純化して表すと、以下のとおりだ。
(1)2000年頃から、サブプライムローンやLBO、中小企業向け融資、CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)といったリスクの高い資産がCDO(資産担保型証券)に束ねられた。
(2)CDOを投資家や、金融機関が作ったSIV(structured investment vehicle=仕組商品投資用特別目的会社)が買った。
(3)サブプライム問題の顕在化によるCDOの価格下落と、それに伴うパニックで、金融機関やSIVが資金調達をしていたABCP(資産担保型コマーシャルペーパー)マーケットなどの短期金融市場が機能不全になった。
米国型資本主義の根本的な問題は、(1)株主や市場が四半期ごとの決算や毎期の増収増益にこだわるため、経営者が結果を出そうとして無理をすること、(2)金融技術への過度の依存、の2点であると思われる
世界の金融危機後、株価の回復をアジアの新興国がリードしている姿が鮮明になっている。その中でも、特に中国企業の存在感が非常に大きく、今後は中国企業を軸に新たな展開が見られそうだ。巨大な株式時価総額を持つようになった中国企業。その「企業の規模感」を利用して今後どんな動きをしてくるのか、最近のニュースをもとに解説してみたい。
時価総額10兆円以上の企業は世界中にどれくらいあるのだろうか。同誌によると34社である。一番多いのが米国の16社だ。金融危機の影響でかなり衰えてしまったとは言え、約半数を抱えていることになるのだから大したものである。「米国の底力は健在なり」と言ったところだろうか。続いて中国が5社、英国が 3社、スイスが2社となっている。
サブプライムローン問題以降、世界の株価は低迷していたが、アジアにおける経済成長への期待から、アジアの回復は予想以上に早かった。ここ半年間で、中国やインドの株価指数は50%余りも上昇しており、今ではアジア企業の時価総額は世界全体の30%強にまで達している。この快挙には私も素直に喝采を送りたい。
中国は市場規模も大きく、そこで著しい成長を遂げ、高い収益も上げている。しかも残念ながら中国国内には競争のない国策企業が多い。チャイナモバイルのように独占に近い状態(70%の市場占有率)で利益をヌクヌクと上げることが可能なのだ。その結果として時価総額が大きくなる。
時価総額は、企業の「Net Present Value(正味現在価値)」とも言われ、「企業が将来得られるであろう利益の現在価値」のことだ。つまり世界の市場は、中国企業の将来の成長と収益性に対して大きな期待を寄せていることを意味する。
新ウェブサービス「Twitter(ツイッター)」をコミュニケーションツールとして利用する動きが急速に広がっている。自分の思いつきや居場所など、ちょっとした「つぶやき(=Twitter)」として記録しておけるというもの。1回に入力できる文字数は140字まで。つぶやきは、ほかの人が読むことが可能だ。\n\n これまでもウェブベースのコミュニケーションツールには、自分の意見を述べる「ブログ」、知人の書き込みを一覧できる「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」などがあった。これに対して、Twitterの面白さは、これまでとは全く異なる"リアルタイム"コミュニケーションが実現し、それによって個人レベルで行動様式が変わる可能性を秘めている点だ。\n\n 今、まさに起きようとしている「Twitter現象」とも言うべきうねり。個人の行動にどんな影響をもたらすのか、社会や企業の仕組みにどのような変化を促すのか、様々な側面から考察していく連載を日経ビジネスオンラインでは開始する。\n\n その第1回目。「tsudaる(つだる)」という言葉はご存じだろうか。これは、シンポジウムなどでの発言内容をTwitterでリアルタイム中継することを指す。この語源となったのが、早くからTwitterの可能性に着目し、報道の一手法としてリアルタイム中継を実践しているジャーナリストの津田大介氏だ。