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 中国の利用者向けの「中継サーバー」がインターネットの不正接続に悪用された事件で、警視庁に摘発されたサーバー運営会社2社が使用した他人名義のIDやパスワードの大半が、パソコン周辺機器メーカー大手の無線ルーターから流出したものだったことが、同庁幹部への取材でわかった。

 同庁と京都、鹿児島など19道府県警の合同捜査本部は19日、サーバー運営会社の中国人ら11人を不正アクセス禁止法違反容疑などで逮捕したと発表。IDなどの入手経路を追及する。

 警視庁はこのうち、中継サーバー運営会社の「大光」(東京都台東区)、「SUNテクノ」(豊島区)の2社の関係先12か所を捜索。大光社長の張徳育容疑者(30)(北区)ら男6人を、いずれも不正アクセス禁止法違反容疑で逮捕した。6人は「わかりません」などと容疑を否認している。

 警視庁幹部によると、2社は大手プロバイダー(ネット接続業者)のサーバーに接続するため、約1500人分の他人名義のIDやパスワードを保有。同庁がIDなどの名義人に照会したところ、その大半がパソコン周辺機器メーカー大手「ロジテック」(東京)製の無線ルーターの利用者だったことがわかったという。
(via http://www.yomiuri.co.jp/it/20141120-OYT1T50012.html )

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