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Toshiro Shimura's Library tagged mobile   View Popular

14 Apr 09

IT市場での引きこもり脱出へ、夏野剛氏らが「超ガラパゴス研究会」

  • 芦辺氏は、こうした「ガラパゴス化」について、1)新市場において、企業は急成長する内需に対する拡販ばかりに目を向け、外需(グローバル市場)に対する展開を怠る、2)日本では、国内の高度なニーズばかり見て、商品・サービスを適合させていく結果、これらが進化しすぎる傾向がある、3)各企業が国内市場のシェア獲得を競っている間に、海外では日本とは異なったデファクトスタンダードが決まり、拡大・発展していく、4)気が付いた時には、日本は世界の市場構造(世界標準)から大きく取り残され、外需に目を向けた時には、すでに時期を逸している――との側面を挙げ、「このままでは、日本企業は日本市場にしか適合しなくなってしまう」と説明する。


     これに対して芦辺氏は、閉鎖的な環境で独自の進化を遂げてしまったという「ガラパゴス悲観論」ではなく、視点を180度変え、「日本は先進的な進化を遂げており、ガラパゴス化は、それを世界に発信する絶好のチャンス」とみる「超ガラパゴス」という考え方を提示。これを実行することで、世界に通用するICT産業を戦略的に生み出すことができると訴える。
07 Apr 09

asahi.com(朝日新聞社):イー・モバイル、契約純増3位 08年度、KDDI抜く - ビジネス

  • 契約件数ではドコモ、KDDI、ソフトバンクが「3強」で、イー社のシェアは1.3%の業界4位。携帯電話事業への参入は07年3月で、音声通話のないデータ通信サービスを売りにしてきた。

     08年7月、他社に先駆けて格安のミニパソコンとデータ通信用「データカード」のセット販売を始めたことで契約件数を急速に伸ばした。データ通信サービスを2年契約すれば、5万円程度のミニパソコンが「1円」や「100円」などで買える仕組みだ。

     データ通信サービスの利用料の上限は同業他社よりも安く設定。パソコン代は、分割して月々の通信料の支払いに上乗せして回収するという。イー社の携帯電話契約とミニパソコンをセットで購入すれば、その日からインターネットが使える。手軽さが受けて新規加入者の3割程度はセット購入組。すでに携帯電話を持っている人が新たに契約する「2台目需要」も目立つという。

     音声通話でも安値をアピール。今年2月からは基本料を月780円と業界最安値に設定。同社の加入者同士の通話は無料としている。世界同時不況のなか、節約志向を強める消費者をうまくつかんだ。イー社も「利用者に『あの100円パソコンの会社』と認識してもらえるようになった」と、ほくそ笑む。

     ただドコモなどもパソコンとのセット販売に乗り出しており、イー社の優位性がどこまで続くかは見通せない。(岡林佐和)
    - toshiro on 2009-04-07

元麻布春男の週刊PCホットライン 

  • ただ、いろいろと問題はあるにせよ、UQコミュニケーションズなら、このWiMAXを実用に耐えるサービスに育ててくれるのではないか、という期待感は持っている。3月30日に発表された300億円の増資により、基地局展開等の設備投資を行なう資金が確保されたこともあるが、何よりまじめで律儀な日本人の気質が、じゃじゃ馬的なところのあるWiMAXを手なずけてしまうのではないかと思うからだ。


     逆に言うと、一番心配するのは、モバイルWiMAXが日本以外の国で、ことごとく失敗してしまうことだ。モバイルWiMAXの魅力の1つは、全世界共通の標準規格であり、1つの通信アダプタ、あるいはノートPCが内蔵するアダプタで、世界中どこでもブロードバンド通信が可能になる点にある。が、サービス展開の難しさから他国のプロバイダが諦めてしまっては、その魅力は失われる。UQコミュニケーションズには、基地局展開等のノウハウを他国のプロパイダと共有するような枠組み作りを期待したいところだ。

09 Mar 09

子供の携帯依存が浮き彫りに、サミーネットワークスに聞く携帯電話利用の注意点 - 日経トレンディネット

  • サミーネットワークスの新規企画本部エデュテイメントチーム チームリーダー シニアプロデューサーの紙本亜矢美氏は、子供に携帯電話を持たせる際に4つの点を注意してほしいという。

     1つ目は携帯電話を使ったコミュニケーションの仕方には注意が必要だということ。「メールや掲示板、SNSなど文章を使ったコミュニケーションが多い携帯電話は、文章の書き方で人を傷付けたり、傷付けられたりすることを理解してほしい。大人でも難しいことだが大切なこと」(紙本氏)

     2点目はお金の使い方。携帯電話は、クレジット課金と違い、数文字のパスワードで課金できて、携帯電話料金と一緒に支払える。便利な半面、節度ある利用が求められる。「お金を稼いでいない子供たちが簡単にお金を使えるのは携帯電話ならでは。ある親子は、着うたを買う際に親に報告してから購入するというルールを作っている」(同)

     3点目は携帯電話を利用すると犯罪に巻き込まれる可能性があることを事前に知らせること。「悲しいが悪い人がいることを分かってほしい」(同)。こころ部では、漫画で架空請求などの悪質サイトを体験できるコーナーを設けて、注意するように呼びかけている。

     4点目は携帯電話に依存しないこと。「まったく使ってはいけないことはない。正しく使えば携帯電話は便利なコミュニケーションツール。勉強にも活用できる。たばこやお酒と同じで、過剰に摂取しすぎると体には良くない」(同)。
    - toshiro on 2009-03-09
10 Oct 08

ケータイ版Photoshopで変わる、Webサイト運営

 現時点でのPhotoshop.com Mobile Betaの機能は、Photoshop.comへの画像のアップ(2GBまで)や、逆にアップされている画像の閲覧など。Photoshop.comと Photoshop.com Mobileを組み合わせると、「ケータイで写真を撮影」→「Photoshop.comにアップ」→「Photoshop.com上で画像を簡易編集」 →「ブログやWebサイトからリンク」といった一連の作業が、ケータイとブラウザーだけで済むようになる。

ascii.jp/175167 - Preview

photoshop mobile

08 Oct 08

CEATECで確信! 「ガラパゴス携帯」こそ日本の最強の武器だ - 日経トレンディネット

  •  これら一連の展示と講演から感じたのは、「ガラパゴス携帯」という批判に対する疑問だ。

     日本の携帯電話は、インフラ、性能共に非常に高度に進化しており、それを使いこなすユーザーが多数存在し、文化をも生み出すなど非常に先進的である。だが一方で、そうした状況は海外の携帯電話事情と大きくかけ離れており、キャリア、インフラ、端末などすべてにわたって日本の企業が存在感を全く発揮できていない。これを、外部から隔離された状況で生物が特異な進化を遂げたガラパゴス諸島に例えて「ガラパゴス携帯」と表し、海外で競争力が弱まっている日本の IT産業の象徴とされることが多い。

     だが、今から海外に合わせる形で海外市場攻略に取り組んだとしても、既に大きな勢力を有するノキアや、安さを武器とする中国メーカーなどに飲まれてしまう可能性の方がはるかに高いと言えるのではないだろうか。かつて中国市場で積極攻勢をかけたものの、端末数を増やすことを重視したことでメーカーとしての一貫した個性を発揮できず、低迷して撤退を余儀なくされたNECの例がそれを物語っている。

     一方、今年に入って中国市場に進出したシャープは、AQUOSケータイの先進性を強くアピールした戦略をとっているが、それには元々日本で販売されていたシャープ製端末がそのまま中国に流れ、人気を博していたという事情が大きく影響したといわれている。こうしたことからも、海外で戦うには、むしろ日本が持つ強みを生かした展開が重要だということが理解できるのではないだろうか。
    - toshiro on 2008-10-08
03 Oct 08

iPhoneフィーバーの要因を知らずに「iPhone失速」を語るのは気が早い - 日経トレンディネット

  • その最大の理由は、iPhoneが普通の携帯電話とは全く異なる性質の端末であるということだ。私が過去に執筆した記事をはじめ、日経トレンディネットの記事でも何度か説明がなされているが、iPhoneは日本の一般的な携帯電話と大きく異なるものであり、同列で比較するのには問題があると感じている。

     iPhoneは無線LANでしかiTunes Storeが使えない、メールの設定を手動で行わなければならない、そもそもPCと接続しないとアクティベートできない場合がある……など普通に利用するのにもPCならびにPCの知識が大前提となる。こうした要素は、よくいわれる「ワンセグ、FeliCa、絵文字など日本独自の機能に対応していない」といった理由以前の問題であり、そもそも普通の人が設定など行うことなく、ボタンを押すだけでメールやWebが使える日本の一般的な携帯電話とは性質が大きく異なることを明確に意味している。

     こうしたPC的な性質に加え、AppStoreによってネイティブ・アプリケーションが追加可能であるなどソフトウエア的に自由度が高いことを考慮すると、iPhoneは「WILLCOM 03」「EMONSTER」といったスマートフォンのカテゴリーに属する端末だといえる。それゆえ「PCの知識を持った人」が「2台目」として利用するには便利だが、そうでない人達が手にしても使いこなすのは難しく、同じくくりで考えることのできるものではない。
    - toshiro on 2008-10-03
  •  現在スマートフォンに興味を示しているのは、ビジネスパーソンやガジェット好きの男性が中心であり、その市場規模は限定的だ。具体的な数字を挙げると、ROA Groupが2007年4月に発表した「日本スマートフォン市場分析」によると、2007年のスマートフォン出荷台数はおよそ110万台と予測されている。一方、電子情報技術産業協会(JEITA)が発表した「2007年度移動電話国内出荷実績」によると、2007年度の移動電話出荷台数は約5172万台となっている。スマートフォンの市場規模が決して大きいとはいえないことが理解できるだろう。


    移動電話全体(携帯電話・PHS)とスマートフォンの出荷台数比較(画像クリックで拡大)
     だがiPhoneの場合、先進的なインターフェースと独自のコンテンツサービスで、一般的なスマートフォンよりも前評判が非常に高くなっていた。さらにスマートフォンのユーザー層に加え、「アップルファン」というより規模の大きなユーザー層も興味を示したことで、その分フィーバーの規模が大きくなった。こうした要因から期待が異常に大きくなってしまい、フィーバーが落ち着いただけにもかかわらず、その反動からか期待感が逆の失望感の方に振れてしまったのではなかろうか。

     だが各種報道から伝えられる「2カ月で約20万台」というiPhone 3Gの出荷台数は、スマートフォンとして考えると決して少ないものではないし、日本向けにほとんどカスタマイズすることなく、これだけの台数を売り上げたというのも脅威だといえる。しかも一般的な携帯電話のように春・夏・秋冬と短い期間でモデルチェンジを行うわけではなく、長期にわたって販売されることが予想されることから、短期的視野で結果を判断するのも早計だろう。
    - toshiro on 2008-10-03
  •  さらに今後ソフトウエアのバージョンアップによって、iPhoneを難しいものにしている「PC前提の複雑さ」「日本独自の環境への対応」が改善される可能性があるだろう。また、ある意味「黙っていても売れる」という状況が落ち着いたことで、iPhoneの市場開拓戦略が本格化する可能性も高い。現にビジネス市場開拓に向けて、ソフトバンクモバイルはiPhoneを法人向けに3カ月間無料で提供することを発表している。

     発売前後の異常な盛り上がりと、発売日の大フィーバーを目の当たりにしてしまったことで、iPhoneは過剰に評価されてしまったきらいがある。だがユーザー層や市場規模を冷静にとらえれば、現在の状況はそれほど悪いものではないといえる。iPhoneが本当の意味で盛り上がりを見せるのは、むしろ欲しい人に端末が行き渡った、これからなのではないだろうか。
    - toshiro on 2008-10-03

iPhoneフィーバーの要因を知らずに「iPhone失速」を語るのは気が早い - 日経トレンディネット

発売日にフィーバーが起きた要因を考えれば、iPhoneが普通の携帯電話と性質が大きく異なることは理解しやすい。というのも、iPhoneが発売された時の状況というのは、ウィルコムの初代W-ZERO3が発売され、国内のスマートフォン市場開拓が本格化した時と非常に似ているからだ。

trendy.nikkeibp.co.jp/...1019220 - Preview

iphone mobile phone 佐野正弘 smartphone

  • 「大行列」は抑圧されたファンの思いの現れ

     発売日にフィーバーが起きた要因を考えれば、iPhoneが普通の携帯電話と性質が大きく異なることは理解しやすい。というのも、iPhoneが発売された時の状況というのは、ウィルコムの初代W-ZERO3が発売され、国内のスマートフォン市場開拓が本格化した時と非常に似ているからだ。

     日本におけるiPhone 3G発売前の状況を思い出してみよう。多くの人がご存じの通り、日本市場に投入されたiPhone 3GはW-CDMAに対応した「2代目」で、初代のiPhoneが海外向けに投入されたのは2007年6月である。iPhoneは洗練されたデザインやインターフェースなどから多くの注目を集め、国内でも技術やデザインに先進的な人たちの多くを虜(とりこ)にした。だが初代iPhoneは日本で利用できないGSMしか採用しておらず、日本で販売されることはなかった。それゆえ、約1年間、iPhoneに期待していた人々は「おあずけ」をくらっていたわけだ。

     一方、W-ZERO3が投入された2005年の状況はどうだったかというと、ソニーのPDA「CLIE」の開発終了が発表されるなど、ある意味、PDA市場が「底」に達していた時期でもあった。またこの頃、海外では既にビジネスパーソンを中心にスマートフォン人気が高まっていたものの、日本ではキャリアがオープン性の強いスマートフォンに慎重な姿勢をとっていたため、なかなか投入されなかった(auが最近ようやくスマートフォン投入を発表したことからも、その慎重さが伺えるだろう)。そのため、スマートフォンに強い関心を持つ日本のPDA、ガジェット好きの人々も、やはり長い間「おあずけ」状態だったのである。

     そしてW-ZERO3は2005年12月、iPhone 3Gは2008年7月に日本市場へ投入され、それぞれ「おあずけ」から解放されたユーザーがショップに行列を作ることとなった。つまり、これらはニッチな市場に対するファンの昔年の思いが、「求める端末」の登場によって爆発したことで大フィーバーへとつながったのであって、マスというべき「普通の携帯電話」を求める大多数の一般層に対してアプローチできたわけではないのだ。近年日本でヒットした「AQUOSケータイ」「P905i」を購入するのに、それほどの大行列ができたという話を耳にしたことはなく、こうした所からもiPhoneが普通の携帯電話と傾向が大きく異なることを理解できるのではないだろうか。
    - toshiro on 2008-10-03

日本のケータイ普及率は世界第50位!? 「ワイヤレスジャパン」で探る成熟期の携帯市場の今後 - 日経トレンディネット

  • 逆に最近元気がいいのが、音声定額や高速データ通信、スマートフォンなどによって主に二台目需要を開拓しているキャリアである。こうしたキャリアは今後どのような戦略を持って市場競争に取り組んでいくのだろうか?

     特に二台目需要の開拓の必要性に注目しているのがイー・モバイルである。同社の代表取締役副社長兼CFOであるエリック・ガン氏は「日本の携帯電話普及率は79.6%で世界の50位。まだまだ成長できる余地がある」とし、同社が得意とするデータカード端末やプリペイド、さらに固定ブロードバンド回線の代替といった形で、二台目の需要を開拓していくと話した。

     二台目需要開拓の先駆けともいえるウィルコムも、自社の強みを生かして新しい市場の開拓を進めるという戦略をとるようだ。シンプルで生活に密着した端末・サービスの提供や、スマートフォンや内線ソリューションなどによるビジネス需要の開拓、マイクロセルの特性を生かした災害用途や地方での利用などについて実例を紹介し、その取り組みをアピールしていた。

     一方で「差別化できるのは料金しかない」(イー・モバイルのエリック氏)と話すなど、一台目需要の直接開拓は難しいとの認識を示している。まずは未開拓市場の開拓を進め、それをテコに音声端末市場へと広げていくというのが、二台目キャリアの戦略といえそうだ。
    - toshiro on 2008-10-03
01 Oct 08

iPhoneやAndroidは何がケータイと違うのか - @IT

  •  20歳以上も年下の“メル友”が何人かいる。その1人に対してある日メールが送れなくなった。「メアド変えました」というメールに対してメールを送り返そうとiPhone(=Gmail)で新しいアドレスを入れると、どうもエラーで弾かれてしまう。何か挙動がおかしかったので調べたところ、SMTPやメールアドレスの仕様を規定するRFC2821に違反したメールアドレスだったのだ。

     ご存じの方も多いだろうが、NTTドコモやauのサービスでは、メールアドレスのユーザー名に連続したドット(.)を含めることができる。ユーザー名がドットで始まったりドットで終わるようなアドレスも設定可だ。しかし、これらはRFCに違反しているため、MTAやメールクライアントが受け付けないケースがある。ExchangeサーバやGmailといったサービスもそうだ。

     10代のケータイ利用者が(私のような30代後半にとって)不思議なのは、かなり頻繁にアドレスを変更することと、ユーザー名に思いつきの記号や単語を絵文字のように羅列することなのだが(ビジネスマンと違い、電話など口頭で伝えることがないのだろう)、そうした彼らにとってドットをたくさん入れるのは、いたってふつうのことらしい。
    - toshiro on 2008-10-01
  •  今後10年はモバイル・インターネットの時代になるだろう。それは過去10年間のインターネットよりも、われわれの経済やライフスタイルに大きなインパクトを与える可能性がある。そのモバイル・インターネットの到来を告げる初めてのデバイスがiPhoneだった。アメリカ人はiPhoneでモバイル・インターネットの可能性に気付き、一斉に走り出した感がある。iPhoneはヨーイ・ドンの号砲を鳴らし、人々を目覚めさせた功績だけでも、売れた台数と無関係に歴史に名をとどめることになる象徴的なデバイスだ。

     このまま行くと、これまでの日本のケータイは“失われた10年”になりそうだ。日本は真っ先にモバイルブロードバンドの可能性に気付いた国だったが、世界市場では何の存在感もないままに独自規格と閉じたネットワークにこもってしまった。ノキアやサムスンが何億台も売る一方、シャープですら1000万台程度。台湾ベンチャーのHTCはスマートフォンだけで累計出荷台数が1000万台を超えていて、いま米国でT-MobileとともにAndroid搭載のグーグルフォンを発表した(参考記事)。先週ニューヨークで行われたAndroid対応第1号端末の発表会をストリーミングで見ながら私は、あの場に日本人がいないことが象徴的だと思った。

     iPhoneは、新時代の幕開けを告げる露払いとしてマイナーなまま鳴かず飛ばずになる可能性もあるが(それでも最終的な着地点は全世界で1000万台との予測がある)、次に来るAndroidの波はもっと大きくなるはずだ。iPhoneは地震で言えば初期微動のP波で、次のAndroidの波がS波だろう。専門系メディアやギークたちはP波で騒ぎ、それに一般メディアも乗ったものの、端末としてのセクシーさをのぞくとiPhoneには使いづらい面もたくさんある。そのため現在は失望の声や、iPhoneは裸の王様だったというような批判が目立つようになっている。「あんまり揺れてないぞ」というわけだが、それはそのとおりだろう。まだ地震は前兆しか来てないのだから。

     例えばKDDIの小野寺正社長は9月7日の会見で、iPhone不振は「想定内」と言ったそうだ。iPhoneを一時的なブームと断じ、スマートフォンより日本のケータイのほうが使いやすいという。もちろん「iPhoneが想像より売れてなくてホッとしている」などと新参者に対する脅威を口にするわけにはいかないだろうから、トップの発言としては妥当だが、もし少しでも本気で言っているのだとしたら困る。日本のモバイル産業のリーダーは、次の10年も失うつもりなのだろうか。iPhoneが象徴している「モバイル・インターネット」を、たった1台のデバイスの売れ行きの初速だけで切り捨てるわけではあるまい。
    - toshiro on 2008-10-01
  •  最近は収まりつつあるが、iPhoneは毀誉褒貶が激しいデバイスだ。これには2つ理由があると思う。

     1つはiPhoneは、Web2.0的なインターネットの利用が便利だが、そうしたサービスをヘビーに使っているかどうかで評価が分かれることだ。写真はすべてFlickrなど共有アルバムに置き、TwitterやTumblrで情報を共有する。RSSでニュースを読み、予定やメールはクラウドでの管理を前提とする、というようなユーザーにはiPhoneは便利だ。こうしたユーザーにとってはカメラにマクロ機能があることよりも、撮影した写真を手軽にFlickrにアップロードしたり、逆に閲覧できたりすることのほうが重要だ。

     Web2.0という言葉を避けるなら、モダンなWebサービスといってもいいが、昨今のWebサービスやWebアプリケーションは、iモードやcHTMLといった静的な世界とは異なる動的なものになっている。Ajaxに代表される非同期通信もそうだし、マッシュアップと呼ばれるAPIを使ったWebサービスへのアクセスなど、“Web”では“ページ”の概念自体があいまいになってきているのだ。ケータイに搭載されているWebブラウザは静的なページをレンダリングする古いインターネットの世界のままだ。HTTP上で、あちらこちらのAPIを叩いて新しいサービスやアプリケーションを作ろうというときに、iアプリのように通信できるドメインが限定されてしまうようでは使い物にならない。あるいは動的にページを書き換えるDOM(JavaScript)が使えないWebブラウザは、今やWebアプリケーションプラットフォームとしては時代遅れだ。

     iPhoneやAndroidが日本のケータイと決定的に異なるのは、Webサービス(アプリーション)の世界がHTML5へと進化しようというときに、その最先端を切り開いているWebKitという高速でフルにインターネットの機能を提供するレンダリングエンジンを搭載している点だ。日本のケータイではCookieが扱えるか扱えないかなどという話がいまだにあるし、インターネット側から見れば、同一キャリアの端末がすべて同一IPアドレスに見えるなどという扱いづらい仕様もある。インターネット技術の世界で言えば、これには隔世の感がある。一方WebKitにはCookieどころか、ローカルDBの規格が実装され、GearsのようにローカルでHTTPサーバを動かして、オフライン時にWebアプリケーションを利用する仕組みまで入りつつある。さらに重要なのは、こうしたものがすべてPCと同じ“インターネット”の技術や仕様である点だ。すでに存在しているインターネットの世界が、そのままモバイルの世界でも通用する。
    - toshiro on 2008-10-01
  •  iPhoneの毀誉褒貶が激しい理由の2つめは、ユーザー視点の評価と産業視点でのiPhoneの存在意義の論評がごっちゃになっているからだろう。iPhoneはユーザー視点で見れば、いろいろ斬新な点があるものの、日本のケータイユーザーにはそう驚くようなことは何もない。むしろ日本のケータイに比べて使いにくいところが目立つ。冒頭に書いたようにメールのやり取りですら困ることがある。顔文字も使えない。FeliCaもワンセグもない。iPhoneは使いづらいのだ。Webのヘビーユーザーにはほかに代えがたい利便性をもたらすが、日本のケータイユーザーには失うものが大きいというのも事実だ。

     これはユーザーの立場から言えば正論だ。しかし、自分にとって便利かどうかというユーザー視点でだけiPhoneを論じるのは正しくない。ましてiPhone苦戦の報に触れて、日本のケータイはやはりiPhoneよりも先進的だったなどと内向きの論理を展開していてはいけないと思う。

    ソフトウェア時代の到来を告げる黒船

     産業界の視点で見れば、やはりiPhoneは黒船だ。日本のケータイ産業はこの動きにどう対抗するかという話になる。この視点で見れば、iPhoneはゲームのルールが変わったことを告げる端倪すべからざる端末だ。1つは、すでに書いたようにモダンなWebにキャッチアップした初めての端末であったこと。もう1つはソフトウェアドリブンの時代に突入したことを示した端末であったことだ。

     全面タッチパネルというデバイスが象徴しているが、もはや機能競争はソフトウェア競争やUI競争になったと言い換えてもいい。iPhoneを使えばすぐ分かることだが、ボタンというのはグラフィックのことだ。それはソフトウェアアップデートで何とでも変わるし、利用者が使っている場面場面で適切に変わるべきものなのだ。物理的なボタンのほうがいいものがあるのは否定しないが、ワープロ専用機の「印刷」「表組み」などのボタンが、ファンクションキーやドロップダウンメニューに取って代わられたのと同じことが、モバイル端末にも起こりつつあるのではないか。

     ソフトウェアドリブンということには、システムやアプリケーションについても言える。iPhoneはケータイなどではなく、どこからどうみても3年前のスペックを備えたPCなのだ。
    - toshiro on 2008-10-01
  •  iPhoneは2度目のOSアップデートで、日本語入力のインターフェイスを変更したり、メニュー表示の方法を変更するなど、けっこう劇的な変更を行っている。PCと組み込み機器は非常に対極的で、ソフトウェアが更新可能かどうかは大きな違いだ。ケータイは組み込みだが、iPhoneは明らかにPCに近い。

     ユーザーがアプリケーションをインストールして使い勝手を向上できる点もiPhoneとAndroidが開いた世界だ。既存ケータイでもそれは可能だったと反論する人もいるかもしれないが、平均的iPhone利用者とケータイ利用者とでインストールしたアプリケーションの数を比較してみれば違いは明らかだろう。アップルのアプリケーション配信サービス「App Store」は、サービス開始以来1カ月で6000万ダウンロード、3000万ドル(約33億円)の売り上げを達成したという。日本のケータイ産業で売れているのは着うたぐらいだ。私の個人的な体験では、カレンダーソフトやメモツール、TODO管理といったアプリケーションを入れたことで、iPhoneはまったく別物というほどPIMとしての使い勝手が向上した。重要なのは、こうしたソフトウェアを端末メーカーやキャリアではなく、サードパーティーや個人の開発者が作っている点だ。

    パンドラの箱を開けたAndroid

     iPhoneには足かせが多い。ビデオ撮影ソフトや、iPhoneをWiFiルータにするソフト、テキストをカット&ペーストするソフト、3GネットワークやWiFiでPodcastをダウンロードするソフトなど、アップルに登録を拒否されたアプリケーションは数多い。

     これは私の推測でしかないが(アップルは拒絶理由を公開していない)、大半はキャリアのネットワーク負荷を考慮してのことだろう。ただ、ワイヤレスの帯域は、技術革新と利用周波数帯の拡大で今後も増えていくだろうから、これらはモバイル・インターネットの興隆期特有の過渡的制限と見るべきだ。
    - toshiro on 2008-10-01
  •  ここまでAndroidとiPhoneを同列に論じてきたが、実際には両者の違いは大きい。例えば、AndroidはiPhoneのようにPCとの同期を前提としていない。データはすべてクラウドサービス上に保存する。T-Mobile G1の発表会では端末のメモリやストレージ容量への言及は一切なかった(実際にはROMが256MB、RAMが192MB。ストレージはmicroSDカードのみ)。もはやAndroidはネットワークへの入り口でしかない。日本のケータイの高機能化は、主にスタンドアローンのデバイスとしての進化だったから、まったく方向性が異なる。

     AndroidとiPhoneのより大きな違いはオープンさだ。

     Androidはパンドラの箱を開けたかに見える。上記のようにアップルが拒否したアプリケーションの配布は誰にも止められない。キャリアは利用制限をかけることもできるが、いずれにしてもこれは歴史的な実験だ。例えば無線データ通信でVoIPを行うSkypeのようなアプリケーションもAndroidに載ってくるだろうが、蓋を開けてみればデータ通信の定額制でキャリアの収益的には御の字という結果になる可能性もある。

     iPhoneはオンラインストアをホストすることでグローバルマーケットを一夜にして登場させた。Androidでもグーグルがホストするアプリケーション配布プラットフォーム「Android Market」が同程度に立ち上がる可能性がある。iPhoneでは、例えばTrismというゲームを開発した個人の開発者が25万ドルほど稼いでゲーム会社を設立したという例があるなど、開発者にとって参入の魅力は大きい。Objective-Cというマイナーな開発言語であるにも関わらず、毎日10本近いアプリケーションがApp Storeで公開されている。

     Androidは標準ではグーグルのサービスにしか対応しないが(IMAPなど標準的なプロトコルには対応する)、例えばExchange対応のソフトウェアについて、米グーグルでAndroidチームを率いるモバイルプラットフォーム担当シニアディレクターのアンディ・ルービン氏は「サードパーティーベンダにとって大きなチャンス」だとしている。Androidは、PCと同様に特定の端末のことではなく、むしろプラットフォームのことだ。Android端末はネットワークに関わる部分は別として、アプリケーションプラットフォームはシステム全体がオープンソースだし、SDKも原則フリーだ。どんなソフトウェアを作って配ろうとユーザーの勝手だ。それこそがインターネットの本質の1つではないだろうか。
    - toshiro on 2008-10-01
  • それでも日本はグローバル市場で貢献できる

     言語や文化、キャリアの持つ閉鎖ネットワークという壁に守られて日本のモバイル産業は今のところ内需で回り、内需で成り立っている。しかしPCがそうであったように、いずれモバイル通信の世界にもグローバルスタンダードの波がやってくる。モバイル・インターネットは、インターネットそのもので、特殊なネットワークは淘汰されるだろう。LAN用プロトコルとしてNetBEUIやAppleTalk、Token ringなどがあったのが、すべてTCP/IPに置き換わったのと同じだ。

     これはモバイル端末に限った話ではないだろうが、もはやグローバルに通用するブランドでなければ生き残れないし、グローバルにシェアを取れない企業は部材調達力や営業・マーケティング力で、いずれ淘汰されるだろう。

     日本のケータイという製品ジャンルは「ポケベル」のようにいずれなくなると思う。ただ、日本の端末メーカーやソフトウェアベンダといった企業、あるいはWeb開発者は、今後グローバル市場で非常に多くの貢献をすることになるのではないかと思う。大手キャリアも好むと好まざるとに関わらず、大きく舵を切るようになるだろう。そうした動きの1つは日本Androidの会のようなところから出てくるのではないかと期待している。
    - toshiro on 2008-10-01
15 Sep 08

歩いた歩数をメールやブログパーツ上で確認できる「いいめもウォーキング」:モバイルチャンネル - CNET Japan

  • また、ブログやウェブサイトにブログパーツを貼り、週の歩数をグラフで表示することも可能。おなじく専用のアドレス(w2@ememo.jp)に歩数を送るだけで、ブログパーツにも成果が表示される仕組みだ。ブログパーツを通じて、他人に歩数を公開することによって、より継続的なウォーキングが可能になるとしている。
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