Skip to main content

Toshiro Shimura's Library tagged intel   View Popular

22 Apr 09

元麻布春男の週刊PCホットライン:IntelとARMが目指す、それぞれの隣の芝生

  • ARMのNetbook戦略だが、利用の中心がブラウザなら、ライセンシー毎にプラットフォームが異なっても、大きな問題ではない、と考えているのだろう。従来通り、ライセンシー毎にバラバラのプラットフォームで、異なるフレイバーのLinuxであろうと、ブラウザがその差異を埋めてくれる、というわけだ(プラグイン等の問題はあるが)。


     しかし、現実の製品としてのNetbookの売れ筋は、より大きなディスプレイ、小容量のSSDより大容量のHDDへとシフトしている。消費者は、ネットワーク接続を前提としたNetbookを求めているのではなく、小さくて安価なノートPCをまず求めているのだ。ネットワーク接続ができないというのは論外だが、ネットワークに接続しないと何もできない端末で構わないというユーザーは、極めて少数派である。そもそも、どこにいても安価にブロードバンド接続できるという環境は、今のところどこにも(日本にさえ)存在しないのだからそれも当たり前だ。


     ローカルアプリケーションが必要となると、ブラウザ中心主義を貫くのは難しくなる。プラットフォームレベルでの互換性を確保することで大きな市場を作り出し、ISVを引きつけなければならなくなる。それはARMライセンシーの設計自由度を少なからず奪うことであり、ライセンシーの製品同士が激しい価格競争に巻き込まれることを意味する。これまでのARMのビジネスとは全く異なる世界だ。おそらくARMはそれを望まないだろう。


     IntelとARMは、全く異なる市場分野において、全く異なるビジネスモデルにより成功を収めてきた会社だ。それぞれの成功を導いてきたビジネスモデル、成功体験から完全に自由になることはできない。Atomは組込市場でも一定の成功を収めるかもしれないが、ARMの脅威になるほどかというと疑問が残る。同様に、ARMプロセッサを用いたネット端末も、ある程度の成功をおさめる可能性はあるが、Atomを搭載したNetbookに対抗するようなものになるとは思えない。それが今の筆者の率直な見方だ。

15 Apr 09

インテルCEO:「CULV採用のノートPCが2009年のトレンドに」:ニュース - CNET Japan

Otellini氏はアナリストの質問に「2009年のノートパソコンの大きなトレンドは2009年半ば以降、CULV製品を使ったデザインの非常に優れた薄型軽量ノートパソコンになるだろう」と回答した。

 Otellini氏は、「しかも、これらは非常に魅力的な価格になると思う。これまでこれらは高価な宝石のようなものだったが、主流の消費者価格帯まで下がるだろう」と述べる。

 そしてOtellini氏はこうしたノートパソコンがネットブックとは異なる製品となるだろうと述べ、「ネットブックとノートパソコンには、より明白な特長の違いが出る(だろう)と見ている」と続けた。

japan.cnet.com/...0,2000056025,20391726,00.htm - Preview

netbook atom intel

  • ここで浮かぶであろう疑問は、性能のより優れた格好良いノートパソコンがあるのにHewlett Packardの「Mini 2140」のような500ドルのネットブックを買うだろうかという点だ。



     Otellini氏はAtomプロセッサの新バージョンを予定していることも明らかにし、デュアルコアバージョンについて言及した。Atomにはすでにネットトップ(低価格デスクトップPC)向けのデュアルコア「330」があり、1つしかないデュアルコアのAtomプロセッサへ2つ目が加わることになりそうだ。

13 Apr 09

Engadget Japanese

  • 主要ブランドだけでもCore i7からCore 2, Pentium に Celeronと数が多く、サブブランドや型番となると一般コンシューマーにはなかなか把握しづらいプロセッサの分かりやすい性能指標にインテルが乗り出しました。インテルのコンシューマー向けページに掲載されたのは、デスクトップ向け・ノート向けそれぞれのプロセッサ群を星ひとつから5つまでに格付けする「スターレーティング」。

    たとえばデスクトップ向けでは最上位の五つ星に4コア 3.2GHzのCore i7-965、i7-940 / 920、Core 2 ExtremeのQX9000シリーズ。ひとつ下の4つ星と3つ星はQ9300+からE7000までのCore 2 Quad ~ Duo。Pentiumはまとめて星2つ、最下位の1つ星にはCeleronがまとめて分類されています。ノート向けはプロセッサではなく「プロセッサテクノロジー」のCentrino / Centrino 2が加わり、またパフォーマンスから超低電圧のSU系まで種類が多いため複雑になっていますが、星5つ~3つがCore 2 まで、その下がPentiumとCeleronになっているのはデスクトップ向けとほぼおなじ。

    星の数は当然ながらデスクトップ とノートそれぞれのグループ内での相対評価であり、また「April 2009 / v1.6」版と表示されているように今後ラインナップが変更されるたびに格付けも変化してゆくことになります。インテルいわく、星の基準はfeatureの組み合わせを総合的に評価したもの。すなわち純粋なベンチマークの数字というよりは、コア数やクロック、キャッシュ量のほかTurbo Boostのような「テクノロジー」などから付けたインテル的な外向き評価となっています。

    面白いのはAtomがまったく含まれていない別枠扱いになっていること。インテル的にDiamondvilleとSilverthorneにどう優劣を付けるのかはぜひ見てみたいところですが、AtomはN系とZ系をあわせてもバリエーションが少ないこと、単純にデスクトップ向け・ノート向けと分類できない使われ方をしていること、Centrino Atom廃止後のブランド的には単に「Atom」しかないため別枠ということかもしれません。
    - toshiro on 2009-04-13
12 Apr 09

ソニー VAIO Pの仕様流出、Atom Z520 + 2GB RAMで9万円前後?

  • ソニーがティーザー展開している「VAIO New Mobile」の仕様らしきものがリークされています。Eeepcnews改めnetbooknews.deが得た未確認情報によれば、VAIO New Mobile / VAIO Type P / PCG-1P1Lの基本仕様はAtom Z520プロセッサ、2GB RAM、HDDまたはSSDオプション、内蔵GPS、3G WWANオプション。価格は700ユーロ前後。そのまま現行レートで直せば約9万円。

    SonyStyleでフライング掲載されていたときの仕様は「1.33GHz Intel processor」、Windows Vista、8インチ 1600 x 768 LEDバックライト液晶、60GB HDD または 128GB HDDオプション。「1.33GHz インテルプロセッサ」の正体は順当にいってSilverthorne Atom (Zシリーズ)、あるいは未発表の新CPUかも?と予測あるいは期待されていましたが、今回のリークが正しければやはりAtomだったようです。つまりプラットフォームとしてはWillcom D4やデルInspiron Mini 12とおなじMenlow (コードネーム) / Centrino Atom (旧ブランド名)。ただしRAMは2GB。
    - toshiro on 2009-04-12
  • ソニーがティーザー展開している「VAIO New Mobile」の仕様らしきものがリークされています。Eeepcnews改めnetbooknews.deが得た未確認情報によれば、VAIO New Mobile / VAIO Type P / PCG-1P1Lの基本仕様はAtom Z520プロセッサ、2GB RAM、HDDまたはSSDオプション、内蔵GPS、3G WWANオプション。価格は700ユーロ前後。そのまま現行レートで直せば約9万円。

    SonyStyleでフライング掲載されていたときの仕様は「1.33GHz Intel processor」、Windows Vista、8インチ 1600 x 768 LEDバックライト液晶、60GB HDD または 128GB HDDオプション。「1.33GHz インテルプロセッサ」の正体は順当にいってSilverthorne Atom (Zシリーズ)、あるいは未発表の新CPUかも?と予測あるいは期待されていましたが、今回のリークが正しければやはりAtomだったようです。つまりプラットフォームとしてはWillcom D4やデルInspiron Mini 12とおなじMenlow (コードネーム) / Centrino Atom (旧ブランド名)。ただしRAMは2GB。
07 Mar 09

後藤弘茂のWeekly海外ニュース:なぜLarrabeeベースのPS4はハードルが高いのか

  • ●似て非なるCell B.E.とLarrabeeのアーキテクチャ

     SCEがCell B.E.の代わりにLarrabeeを使えないかと検討するのは、自然な流れでもあるし、皮肉でもある。というのは、Larrabee自体が、Intel版のCell B.E.だったからだ。

     同時期のPC向けCPUより1桁高い浮動小数点演算性能を実現するCell B.E.のアーキテクチャが明らかになった時点で、CPU業界は揺れた。その前の段階で、消費電力の壁やILP(Instruction-Level Parallelism)の壁のために、CPUコアをどんどん大きくして、ユニプロセッサの整数演算性能を高めて行く路線は崩れていた。そこで、Intelも大型CPUコアの開発計画を破棄、代わってCPUコア数を増やす方向へと転じた。Intelはその時、従来の大型汎用CPUコアを複数個に増やすマルチコア路線と並行して、Cell B.E.のようにデータ演算性能を追求した小型CPUコアを多数載せるメニイコア路線の開発もスタートさせた。その結果、産まれたのがLarrabeeだった。
     つまり、Cell B.E.が提示したスループットコンピューティングを、Intelなりのアプローチで実現しようとしたら、Larrabeeになった。そのため、Cell B.E.とLarrabeeには共通点も多い。データ演算に最適化しながらも汎用性を保った小さなCPUコア、各CPUコアに分散したローカルメモリ、CPUコア群を結ぶリングバスなどは、Cell B.E.とLarrabeeで共通している。
    - toshiro on 2009-03-07
  • ●アムダールの法則がCPUとしてのLarrabeeに疑問符をつける

     グラフィックス以外の部分に目を向けても、Larrabeeには疑問がつきまとう。ゲーム機のプロセッサをLarrabee一本に絞り、LarrabeeのCPUコアをゲーム機のメインCPUとして使う場合、単体プロセッサのシングルスレッドの実行性能が問題になるからだ。

     ゲームプログラム本体のコードは、OSのコードと同じように、整数演算中心で小さな範囲での並列しかできず、基本的には逐次実行しなければならないコードがほとんどだ。

     ゲームであっても、「アムダールの法則」(タスク中の逐次実行をしなければならない部分の比率が、タスク全体の実行時間を制約する)が生きている。そのため、逐次に実行しなければならないシーケンシャルなコード部分の性能がゲーム全体の性能を制約する。そしてそれは、単体のCPUコアのスカラ整数演算性能に依存する。

     ここで問題は、将来のゲームプログラムでも、逐次コードのパフォーマンスがどれだけ重要になるのか、読み切れないことにある。もしゲームでも、逐次処理の性能要求がある程度上がって行くのなら、将来のゲーム機向けCPUは、単体CPUコアの整数演算パフォーマンスもそれなりに向上させなければならない。
    - toshiro on 2009-03-07
  • ●Cell B.E.の採用にもハードルは高い

     いずれにせよ、Larrabeeをゲーム機のCPU+GPUとして採用することは、現状ではハードルが高そうだ。とはいえ、SCEにとって、低い開発コストで調達できるチップを求めていることは確かで、ジレンマは続く。

     ハードウェア的に考えれば、せっかく発展性を持たせて設計したCell B.E.の拡張版をPS4に採用するのが自然だ。かさむ一方のソフトウェア層の開発コストを考えても、Cell B.E.を継続した方が利点は多い。

     しかし、サードパーティのソフトウェアベンダーのCell B.E.に対する拒否感はかなり根強い。SPUを使い尽くすことは最初から諦め、マルチプラットフォーム向けに、Xbox 360と命令セット互換のPPUを中心に使っているベンダーも多い。PS3でのCell B.E.導入当初に、優れたコンパイラや教育体制を整えることができなかったつけが回っている。これで、プログラミングツールの専門家であるMicrosoftに対抗するのは辛い。

     SCEは、PS4にCell B.E.の拡張版を載せるなら、こうした暗雲を払拭する必要がある。プログラマ達を再びCell B.E.に向き合わせ、ハードウェア性能を活かすように鼓舞する必要がある。そうしない限り、例え、SPUの数を2倍に増やしても、あまり使われずに終わってしまいかねない。

     本来のSCEは、ここで、Cell B.E.にはこんな未来があると、ビジョンを広げて、デベロッパを惹きつけるテクニックがあった。デベロッパは、半ばウソだろうと思いながらも、引っ張られて難しいハードにチャレンジして行った(PS2の時がそうだった)。しかし、今のSCEはヴィジョンを提示するのがあまり上手くない。久夛良木健氏のように、そうした役回りの人物がいなくなってしまったためだ。SCEは、これからもハードウェアアーキテクチャの決定で迷うことになるだろう。
    - toshiro on 2009-03-07
  • ●ゲーム機がテクノロジドライバだった時代が終わる

     SCEがPS4の心臓部にLarrabeeも検討したことは、重要な転換を象徴している。それは、ゲーム機がテクノロジドライバとして、CPUやGPU、メモリの発展を引っ張る時代が終わりつつあることだ。これまでは、新奇なアプローチはゲーム機に導入され、PCはどちらかと言えば保守的なアプローチに留まることが多かった。ゲーム機はPCにない新技術をどんどん取り込んで技術革新をリードし、PCの方が後追いに回ることが多かった。ゲーム機とPCは、方向性が全く異なったのだ。

     例えば、初代PlayStation(PS)は、3Dレンダリングチップを採用。それが刺激となり、PCの3Dグラフィックス化が進み始めた。PS2では、PCの数倍の浮動小数点演算能力のEmotion Engineと、RDRAMのメインメモリ、ビデオメモリに組み込みDRAMを使ったGraphics Synthesizerを採用した。そして、PS3では、ヘテロジニアスマルチコアのCell B.E.と、3.2Gtpsの転送レートのXDR DRAMメモリなどを採用。CPU業界とメモリ業界にインパクトを与えた。その間、PC向けCPUは、粛々とCPUコアの大型化と、互換性を維持したメモリの進化を続けていた。

     PCの進化が大人しかったのは、レガシーの継承という重荷を抱えていたからだ。「既存のアプリケーションが、新しいCPUでより速く走らなければならない」。これがPC向けCPUが抱えていた荷物だった。対するゲーム機では、世代毎にソフトウェアがリセットされる。そのため、レガシーソフトを速く走らせるといった呪縛はなく、自由に優れた技術を取り入れることができた。
    - toshiro on 2009-03-07
  • しかし、IntelやAMDといったCPUベンダーは、2003~2004年にかけて方向を転換。レガシーをある程度犠牲にしても、純粋なCPU性能を向上させる方向へ向かうことにした。これまでとは違ったアーキテクチャや命令をどんどん追加、ソフトウェアはそれに対応しない限り性能を上げることができない、と言う割り切りを行なった。「フリーランチの終わり」と言われるこの変革で、CPUメーカーは自由なキップを手に入れた。そして、これまでゲーム機が独占して来た、先進的なテクニックの採用へと踏み切った。これが、今始まっている新潮流だ。

     そして、Larrabeeはその新潮流から出てきた最初のトライの1つだ。Larrabeeが市場で成功するかどうかはともかく、Larrabeeが象徴するものは大きい。それは、PCがこれまで呪縛から、ある程度脱却したことを示すからだ。過去のソフト資産に乗っかるのではなく、ソフトを変えて斬新な技術を積極的に採用しようとし始めている。

     おそらく、今後は、ゲーム機が、飛び抜けて新奇なアプローチで、技術革新を引っ張るというケースは消えて行くだろう。技術革新は、ゲーム機だけでなくPCの側でもさまざまなトライが行なわれ、それが横断的に波及するといった流れになるだろう。
    - toshiro on 2009-03-07
  • SCEがCell B.E.の代わりにLarrabeeを使えないかと検討するのは、自然な流れでもあるし、皮肉でもある。というのは、Larrabee自体が、Intel版のCell B.E.だったからだ。


     同時期のPC向けCPUより1桁高い浮動小数点演算性能を実現するCell B.E.のアーキテクチャが明らかになった時点で、CPU業界は揺れた。その前の段階で、消費電力の壁やILP(Instruction-Level Parallelism)の壁のために、CPUコアをどんどん大きくして、ユニプロセッサの整数演算性能を高めて行く路線は崩れていた。そこで、Intelも大型CPUコアの開発計画を破棄、代わってCPUコア数を増やす方向へと転じた。Intelはその時、従来の大型汎用CPUコアを複数個に増やすマルチコア路線と並行して、Cell B.E.のようにデータ演算性能を追求した小型CPUコアを多数載せるメニイコア路線の開発もスタートさせた。その結果、産まれたのがLarrabeeだった。

04 Oct 08

インテルが説明する「MID vs. UMPC」 - Engadget Japanese

  • UMPC
    企業ユーザー向けの「ビジネスクラス」製品
    Windows Vistaのような「重量級」OSが走る
    Excel、Wordなどオフィスアプリに最適化
    MID
    「コンシューマークラス」のライフスタイルデバイス
    高速起動する「軽量級」OS。例えばLinux(ベース)。
    メディア再生やウェブブラウズなどに最適化
    2009年(頃)、Menlowよりさらに消費電力の低いMoorestownベースデバイスはMID級オンリーに
    「すごく小さいPC的なもの」にはOSを問わずなんでもUMPCと称される傾向があるものの、少なくともインテルの定義ではこうなっているようです
    - toshiro on 2008-10-04
21 Sep 08

元麻布春男のWatchTower:ARMはAtomを撃退できるのか - ITmedia +D PC USER

  • インテルの世界は、プラットフォームが統一されており、A社の最終製品で利用できるアプリケーションは、B社の最終製品でもまず利用できる。後から追加することも容易であることが多い。これがインテルのプラットフォーム戦略だ。同じものを大量に作ることで、コストダウンとプラットフォームとしての互換性、そして市場の拡大を加速する。その代わりに最終製品ベンダーは、製品間の差別化が難しく、価格競争に陥りやすいが、これも製品の低価格化には寄与する。ARMの世界でも開発ツールの共用化など、プラットフォーム前提としての動きはあるだろうが、その拘束力はインテルと比べてはるかに緩やかだ。

     これを、「どちらが優れているか」という視点で捉えるのは正しくない。インテルとARMは異質な巨人なのだ。インテルは、これまでOEMごとに違うのが当たり前だった組み込みの世界に統一プラットフォームを持ち込もうとしている。これを歓迎するメーカーもあれば、苦々しく思うメーカーもあるだろう。ARMの多様性ある世界が維持されるのか、インテルの統一プラットフォームが力で押し切ることになるのか。

     MIDがその最初の戦場となりそうだ。

    - toshiro on 2008-09-20
  • 現在、市場で注目を集めているNetbookには、CPUとしてインテルのAtomが搭載されている。だが、AtomはNetbookのような低価格PC向けとして開発されたわけではない。従来のIntel製x86系CPUがなかなか入り込むことができなかった、強力な省電力性能を求められる組み込み用途を意図していた。そのため、Atomが狙う最初のターゲットとされていたのは携帯型のインターネット端末、MID(Mobile Internet Device)だったはずだ。

     このことは、最初に伝えられてきたAtomの開発コード名が、現在MID向けのAtomとして用いられている「Silverthorne」であることからも明らかだ(Netbook向けAtomの開発コード名は「Diamondville」で、Silverthorneを転用した派生モデルになる)。もちろんMIDの先に見据えているのは、より広範な組み込み市場、特にインターネット接続を求められる機器向けのCPU市場だ。
    - toshiro on 2008-09-20
  • この種の組み込み市場で現在圧倒的なシェアを持つのがARMアーキテクチャのCPUだ。全世界で200社以上がライセンスするARMアーキテクチャは、英国のARMが開発し、そのIP(Intellectual Property:半導体設計などの知的財産)を半導体メーカーにライセンスする。ライセンスをうけた企業は、提供されたIPを基に自社のCPU製品を開発して販売する。開発、製造、販売まで1社で行うIntelとはまったく異なるビジネスモデルだ。

     組み込み市場向けにAtomを売り込もうとしているインテルは、今もARMからライセンスをうけている企業でもある。ハンドヘルド向けのXScale事業はMarvellに売却したものの、I/OコントローラなどでまだARMアーキテクチャの製品が残っている。将来的にインテルはこれらもx86系で置き換えるつもりだろうが、もう少し時間がかかりそうだ。
    - toshiro on 2008-09-20
  • 同一クロックでの比較というのは、マイクロアーキテクチャの比較としては正しくても、製品の比較として適切なのかは微妙だ。おそらくCortex-A8の公表されている最高クロックは1.1GHz程度で、Atomの最高クロックである1.86GHzには及ばないものと思われる(40ナノメートルプロセスルールのCortex-A8は1.67GHzで動作するとされるが、まだ製品化されていない)。そうであれば、製品レベルにおける絶対性能/ピーク性能としてAtomが上回っているのも、また事実だ。高クロックで動作する実製品がある、ということもまた優位性の1つであるからだ。

     AtomとARMの比較では、もう1つの重要なパラメータである消費電力の問題がからんでくる。もし1.86GHzのAtomと1.1GHzのCortex-A8の消費電力が同じなら、これはAtomの勝ちだ。が、おそらく動作時の消費電力はCortex-A8が低いのではないだろうか。ARMは、インテルの消費電力算出方法で比較して、1.67GHzで動作するCortex-A8(40ナノメートルプロセスルール)の消費電力は、1.86GHz動作のAtomより6.7倍優れるとしている。ただ、まだ量産されていない40ナノプロセスARMとすでに量産されているAtomを比較するのは、やはり公平ではない。

     もっとも、現在のAtomが、プラットフォームとしての消費電力がそれほど低くないのも間違いない。インテルのプラットフォームとしては、極めて省電力なのだが、ARMのSoCと比べればはるかに大きい。それはチップセットのダイサイズでも明らかだ。次のMoorestown(開発コード名)でアイドル時の消費電力を10分の1にするという目標をインテルは立てているが、1世代で10分の1にできるということは、現世代の消費電力が大きいことの裏返しでもある(現行のMenlowは、Parallel ATAなど、消費電力の大きなインタフェースをたくさん抱えている)。
    - toshiro on 2008-09-20
  • インテルがAtomの優位性としてもう1つ挙げているのが、インターネットコンテンツとの互換性だ。Atomを搭載したMIDなら、ほとんどのWebページがエラーなして表示できるが、ARMベースのプラットフォームではそうはいかない、という主張だ。これに対してARMは、Webページを開けるかどうかは、CPUのアーキテクチャだけでなくソフトウェアにも依存するので、ARMプラットフォームでもPCプラットフォームと同様にインターネットを閲覧可能だと反論する。

     この反論のうち、ソフトウェアに依存するという主張はその通りだ。おそらく多くのユーザーは、WindowsとInternet Explorerの組合せでしか利用できないWebページが多数あることを知っているだろう。例えば、DRMのかかったコンテンツは、WindowsとInternet Explorerでなければ利用できないものが圧倒的だ。x86系CPUを搭載したシステムでも、Linuxを導入しているMIDで利用できないWebコンテンツがあることは想像に難くない。

     そういう意味では、フルスペックのWindowsで動くことが、x86系システムの大きな優位性であるわけだが、Linuxを導入するMIDには、それが当てはまらない。ARMが主張するように、ARMプラットフォームでもPCと変わりなくWebページを閲覧できるというのはいい過ぎだが、LinuxベースのMIDとの差がこれほど大きいかは、難しい問題だ。
    - toshiro on 2008-09-20
20 Sep 08

Intel Developer Forum 2008:ARMからAtomへ――組み込み市場に賭けるIntel (1/3) - ITmedia +D PC USER

  • IDF 2008の2日目に行われたキーノートスピーチで、Intelウルトラモビリティ部門ジェネラルマネージャー兼SVPのアナンド・チャンドラシーカ(Anand Chandrasekher)氏は、ユーザーのインターネット利用動向について言及している。彼は、指数関数的に伸び続けているインターネットユーザーに動向において、利用スタイルが変わることによってアクセス傾向も変化しつつあることに着目すべきだと説明している。従来は検索ポータル中心だったランキングの顔ぶれが、現在ではSNSなどのコミュニティサイトに上位を占領されつつあることを、チャンドラシーカ氏は、過去10年でアクセス率がトップ10にランキングしたWebサイトのリストを提示しながら説明した。 - toshiro on 2008-09-20
  • 従来まで、こうしたデバイスには「ARM」や「SH-X」などの組み込み向けCPUが広く利用されていたが、最近ではではデバイスの高機能化も進み、PCとの違いがなくなりつつある。こうしたなか、Intelは過去にDECから取得したXScale(StrongARM)の資産をMarvellに売却し、ARMベースではなくあえてIAベースでモバイル端末市場へ参入しようとしている。こうした市場をターゲットにしたのがAtomだ。

     チャンドラシーカ氏は、今後のモバイル端末に求められる要素として通信機能以外に「パフォーマンスとソフトウェア」の重要性を挙げている。パフォーマンスはHD動画や3Dゲームなどをモバイル端末で動かすことのできるレベルが求められ、ソフトウェアはPCとの高い互換性が求められる。PC向けのソフトウェアとハードウェアの開発者は非常に多く、開発ツールや蓄積された知識、これまでのソフトウェア資産などが、そのまま流用できるのは、モバイル端末にとって大きなメリットになる。ここで挙げた“パフォーマンス”と“ソフトウェア”に対する要求において、Atomは優れているいうのがチャンドラシーカ氏のキーノートスピーチで示された主張だ。
    - toshiro on 2008-09-20
  • Intelは2008年に登場した(“DiamondVille”や“Silverthorne”を搭載する)NetbookやMIDを「第1世代」と呼んで、生産性を上げるツールとしての役割を果たせる製品と考えている。キーノートスピーチではパナソニックのTOUGHBOOK U1が紹介されたが、これも、医療や流通業など特定ユーザー向けにハードやソフトをカスタマイズすることで、PCほどの性能は必要ないものの、既存のソフトウェアやシステムを利用できる専用端末という形で設計されたものだ。


    Intelが第1世代と呼ぶMIDやNetbookの製品群。IDF 2008ではパナソニックのTOUGHBOOKシリーズ2機種が活用例を交えて紹介されたほか、富士通のLifebook Uシリーズの新機種が発表された

     このような特定業界向けの端末や家電市場こそ、IntelがAtomに任せたい市場ではないだろうか。同社が第2世代と呼ぶMIDは「Consumer MID」と呼ばれ、より家電市場を意識したものとなる。例えば、IDF 2008でも紹介されたクラリオンのカーナビデバイスでは、PCで使われているような多機能のUIを搭載しつつ、インターネットからの情報取得や各種メディアファイルの再生、そして本来の用途であるカーナビまで、さまざまな機能が実現されている。

     このように、従来機種より高性能な民生機器を購入しやすい低価格で幅広い市場に供給する、というのがAtomを搭載した機器が目指す「次のステップ」となる。2009年に登場する予定で、従来比10分の1というアイドル時消費電力を実現する小型端末向けプラットフォーム「Moorestown」が、Intelにとって大きな転機になるかもしれない。
    - toshiro on 2008-09-20
  • Intelは以前にも“Viiv”というリビングPCを意識したプラットフォームブランドを発表している。この市場はマイクロソフトを含めた多くのメーカーが参入を狙っているが、いまだ市場として成立していないのが現状だ(先日もAMDが関係事業の売却を発表したばかりだ)。動画コンテンツやリビングルームの大画面テレビがキラーコンテンツであり、家電市場を狙ううえでのキーファクターである点に疑いの余地はないだろう。だが、PCのような高性能機器でこれらの機器を入れ替えようとするのは難しいように思える。

     こうした状況を見て(かつ、自ら痛い思いをしている)Intelが、次のターゲットとして考えているのがセットトップボックス(STB)市場だ。STBは、ケーブルテレビやブロードバンド放送の視聴には必須の機器で、やり方次第では多くの市場シェアを狙える。IDF 2008で講演したIntelデジタルホーム部門ジェネラルマネージャ 兼 SVPのエリック・キム氏は、SoCの「Media Processor CE 3100」(以下 CE 3100。なお、開発コード名はCanmore)を発表するとともに、STBなどの家電市場に対するIntelの取り組みを説明した。CE 3100はPentium MをベースにしたIA系のコアを搭載しており、従来のx86ソフトウェア資産がそのまま活用できる。また、CE 3100にはディスプレイ出力用I/Oのほか、動画や音声の再生支援のためのエンジンが組み込まれているなど、AV家電向けに特化した構成となっている。
    - toshiro on 2008-09-20
27 Jun 08

Intel、Windows Vistaの全社的導入は見送り - ITmedia News

  • 大企業のVista利用動向についてEndpoint Technologies Associatesのアナリスト、ロジャー・ケイ氏は「全社的にVistaを採用する動きはほとんどない。Vistaを見て『ハードウェアとソフトウェアをまとめて捨てようとは思わない』ということになる」と解説する。


     Windows Vistaを利用するためには、場合によってはコンピュータハードウェアのアップグレードに多額の経費が掛かる。Vistaを円滑に動作させるためには大容量メモリが必要になるなどの条件があるからだ。


     Intelは世界で約8万人の従業員を抱え、PCの頭脳に当たるマイクロプロセッサ製造のための数十億ドル規模の工場を十数カ所運営している。


     IntelとMicrosoftの両社が握っている世界のパーソナルコンピュータ業界におけるシェアは約80%以上。


     IntelがVistaの全社的導入見送りを決めたというニュースは、英テクノロジー情報サイトのInquirerとNew York Times紙が先に報じた。

03 Jun 08

【COMPUTEX】NVIDIAがIntelのAtom対抗品,「動画処理能力は10倍,消費電力は1/10」 - LSI情報局 - Tech-On!

  • Tegraは,米Intel
    Corp.が2008年6月以降,量産出荷するマイクロプロセサ「Atom」と同じ市場を狙う。会見ではTegraの「動画処理能力はAtomの10倍,消費電力は1/10」(同社
    General Manager of the Mobile Business UnitのMichael Rayfield氏)と自信たっぷりに語った。
  • Tegraは,携帯電話機で広く普及しているCPUコア「ARM11」や,低消費電力版のグラフィックス描画回路,HDTVに対応したハードワイヤドのH.264符号化/復号化回路,Atomではチップセットに集積しているデバイス制御回路などからなる。消費電力の低減には,ARM11やハードワイヤドのH.264符号化/復号化回路が大きく貢献した。
  • 1 more annotations...
10 Apr 08

山田祥平のRe:config.sys:孫悟空が手に入れたアトムの百万馬力

  • ノートタイプのコンピュータの勢いは止まらない。ぼくはよく、コンピュータを大中小にカテゴライズした例を挙げるが、これまでのノートPCは、ディスプレイサイズによって、15型超の大、12型の中、10型以下の小に分類できた。どれか1つなら中だし、2つなら大と小を選ぶ。モバイルを想定するほとんどのユーザーがそうだった。


     これをAtom時代に当てはめると、大、中、小、Atom搭載MID、携帯電話と並ぶのだろうか。この場合、どれか1つなら携帯電話となるのはまちがいない。2つめのデバイスとして選ばれるのは、果たして大、中、小、MIDのどれだろう。


     懸念は、Atom MIDが持つリソースが、どうしても貧弱なものにならざるを得ないことでもある。だから、Atom MIDでVistaを使うのはつらい。ベンダーによって、Vista、XP、Linuxの選択を余儀なくされるわけだが、それは、VistaとXPが共存する時代が、まだまだ長く続くことを意味する。似たようなことをするために、GUIが微妙に異なる2種類のOSが混在することは、よき未来をもたらすのだろうか。

  • Mac OSがUNIXの上に築かれていても、多くのユーザーがUNIXの存在を意識しなくてすんでいるように、Linuxの上に優れたGUIを構築することができれば、なんとかなりそうな気もする。そのときに、開発者たちは、携帯電話ユーザーに媚びを売るのか、既存のPCユーザーに媚びを売るのか、それが気になるところだ。それによってMIDの行方、そして、PCの未来は大きく変わる。


     ユーザーにとって、OSの存在は、そのファイルシステムとシェルによって意識される。そこを明確にせず、変な「もどき」を作ってしまうと、ユーザーは混乱するだけだ。Windows Mobileが、Windowsという冠を持っているだけで、いったいどれだけのユーザーが誤解しているのかを知れば、自ずとその解は見えてくると思う。

元麻布春男の週刊PCホットライン:Intelの関心はデスクトップから離れ、何処へ向かうのか

  • ゲルシンガー副社長のキーノートに取り上げられたIntelの製品や技術は、次世代のItaniumプロセッサ(Tukwila)、次世代のMP Xeonプロセッサ(Dunnington)、5400シリーズのプラットフォーム(Xeon 5400を含む)、次世代のプロセッサファミリとなるNehalem、次々世代のマイクロアーキテクチャであるSandy Bridgeに採用されるベクタ命令拡張であるAVX、ビジュアルコンピューティング分野での応用が期待されるLarrabeeといったところ。見事なまでに、現行のデスクトップPC向けプロセッサであるWolfdaleやYorkfieldの話題は欠落していた。
  • MP Xeonプロセッサとして、今年後半にリリースされる見込みのDunningtonについても、すでに情報が公開されていたが、このDunningtonが、メジャーデザインとしては、最後のPenrynファミリとなることが明示された。今後もクロックの引き上げやステッピングの更新はあるのだろうが、Core 2マイクロアーキテクチャを採用した、新しいデザインのプロセッサはこれで打ち止めとなる。


     Dunningtonは、6コアを持つハイエンドのXeonプロセッサだ。コアごとに独立したL1キャッシュ(命令とデータ各32KB)、2コアで共有するL2キャッシュ(現時点で容量は公開されていないが、ダイ写真から見て3MBではないかと思われる)、そして6コアで共有する16MBのL3キャッシュを備える。Dunningtonが6コアになった理由だが、45nmプロセスによるトランジスタ数のバジェットを前提に、4コア+大容量L3キャッシュ、8コア+小容量キャッシュといったオプションも検討した上で、トータルで最も性能が良い、ということで選んだということであった。

02 Apr 08

上海だけじゃない:モバイルインターネット革命が始まる──Centrino Atom搭載MIDが展示 (1/2) - ITmedia +D PC USER

  • インテルの土岐英秋技術本部長がCentrino Atomの技術面を解説。「Atomは4700万のトランジスタを搭載したインテル最小のCPUであり、最新の45ナノメートルプロセス製造ルールを採用している。3ワット以下の市場では最速のCPUでありながら、消費電力はTDPで0.65〜2.4ワットとインテルで最も低消費電力のCPUである」と話した。また「これまでのCPUは、1%の性能向上に対し約3%消費電力が増加してしまったが、Atomは設計段階で1%の性能向上に対し、消費電力を1%に抑えており、環境に優しいエコCPUである」と語った。
  • チップセットのPoulsbo(開発コード名)は「インテル システム・コントローラー・ハブ」と呼ばれ、「新しく設計されたチップセットで、ノースブリッジやサウスブリッジ、グラフィックス機能を1チップにまとめ、I/O面ではハンドヘルド用I/Oも統合している。加えて、1080iのHDビデオやHDオーディオの再生も可能と非常に高性能だ」と述べ、「鉛とハロゲンフリーなので環境にも優しい」とした。
  • 1 more annotations...
07 Mar 08

ドスパラ、Xeon E3110搭載のデスクトップPC

  • CPUに45nmプロセスで製造されるワークステーション向けのXeon E3110、チップセットにデスクトップ向けのIntel P35 Expressを搭載したデスクトップPC。Core 2 Duo E8000シリーズは1月の発売以降、人気による極端な品薄で、代わりに同等の性能を持つXeonを販売する動きが広まっている。

bit-tech.net | Intel readies a six core chip

  • No specific desktop use has been outlined, but that's not to say Intel hasn't gone down this path before: the first Pentium 4 Extreme Editions used the Galatin cored Xeon chip which was built on the 130nm design and featured 512KB L2 cache and 2MB L3 cache. While there's no reason for Intel to do this given the fact it's currently leading the performance race, was there really need for the QX9770 either?



    In addition, Nehalem's platform was again given a bit more detail - despite the fact that it will effectively contain "the north bridge" as it includes a memory controller, Intel is still using a pair of chipsets in its product design. The I/O Hub will only offer the PCI-Express lanes and talk to up to two CPUs but it won't act as the mediator between them because Nehalem includes multiple QuickPath direct interconnects just like AMD's HyperTransport technology.

japan.internet.com Webテクノロジー - Intel、6コア版『Xeon』計画の情報が流出

  • Dunnington は、市場に出回ってまだ1年に満たない『Tigerton』(開発コード名) の後継と見られる。Intel はまだ詳細を発表していないわけだが、報道によれば、Dunnington は、Intel の45nm アーキテクチャ『Penryn』に基づく6コア設計で、2コアごとに1つという形で合計3つの二次キャッシュと、16MB の単一の三次キャッシュを備えるという。
  • 二次キャッシュが3つで6コアということは、現行の4コア Xeon が単一ダイ上にデュアルコア パッケージを2つ載せている形なのと同様に、デュアルコア パッケージが3つという設計だと思われる。アナリストらは、そういう設計であるという点では同意見だが、単一の三次キャッシュが共有される点が大きな違いをもたらすと考えているようだ。
03 Mar 08

Vistaのシステム要件決定の背後に見えるインテルの影(前半):スペシャルレポート - CNET Japan

  • Intelのソフトウェアおよびソリューショングループ担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるRenee James氏は、2006年初めにMicrosoftのWill Poole氏を説き伏せ、Microsoftが提案した「Windows Vista Ready」販売プログラムのシステム要件を変更し、Vistaの新ユーザーインターフェース「Windows Aero」を実行する能力のない旧型の統合グラフィックスチップセットを要件に含めさせることに成功した。Intelは当時、Aeroを実行できる新型の「945」チップセットを、Microsoftの提案するアップグレードキャンペーンのスケジュールに合わせて出荷できそうにないという懸念を抱いていた。
25 Feb 08

後藤弘茂のWeekly海外ニュース・平均消費電力を数百mWに抑えるSilverthorne

  • Silverthorneがターゲットとするのは、Intelが「MID(Mobile Internet Device)」とカテゴライズする携帯機器。スマートフォンより大サイズで、ノートPCより小サイズ。4.5〜7型程度の液晶を備え、重量は数百g、無線通信機能を備え、WindowsやLinuxを搭載し、多様なアプリケーションを走らせることができるマシンだ。広義のMIDの中には、Windowsを搭載しWindowsのユーザーインターフェイスを使う「UMPC(Ultra Mobile PC)」も含まれる。狭義のMIDは、UMPC以外の、LinuxなどのOSを使うデバイスで、Silverthorneの中心ターゲットはそこになる。
  • Intelは2月3日〜7日にかけて米サンフランシスコで開催された「ISSCC(IEEE International Solid-State Circuits Conference) 2008」で、MIDやUMPCで要求されるCPUのTDP(Thermal Design Power:熱設計消費電力)は0.6〜2Wのレンジだと説明した。Silverthorneはそのレンジに合わせて設計されたという。
  • 1 more annotations...
09 Feb 08

「Core 2 Duo」は特許侵害--米大学、インテルを提訴[CNET Japan] ビジネス-最新ニュース:IT-PLUS

  • この特許は、通常他の命令の処理が終了するまで待機していなくてはならない特定の命令の一部を、他のタスクの終了を待っている間に実行することができるというもの。例えて言うなら、自分のレポートを完成させるために誰かのデータが必要なため、その人のレポートが完成するのを待っているが、そのデータが導き出すおおよその結論が分かっているため、先に書き始める、といった感じだ。もちろん、実際にはもう少し複雑だが、先読みは現在のプロセッサ、とりわけ複数のコアを持つプロセッサにおいて極めて有効に機能している。
  • これは、おそらくIntelの「Intel Wide Dynamic Execution」(PDFファイル)を指しているものと思われる。Intelでは、この技術について、「実行速度と効率性を向上させ、1クロックサイクルあたりより多くの命令を送ることを可能にする。各コアは最大4つのフル命令を同時に完了させることができる」としている。
1 - 20 of 71 Next › Last »
Showing 20 items per page

Diigo is about better ways to research, share and collaborate on information. Learn more »

Join Diigo