同じマシンを使ってMac OS XとWindows XPの処理性能比較をするというチャンスがついにやってきた。これは実験しないではいられない。
ところが、いざやろうとするとなかなかいいツールが見つからない。Mac OS Xで(Intel CPUネイティブな)Universal対応しており、かつWindows版と両方が存在するというアプリケーションはそれほど多くないのだ。
1.「Whetstone」と「Dhrystone」
SETI at homeなどで有名な分散処理システムのBOINCクライアントは、その性質上多くのプラットフォームで動くようになっている。そしてUniversal対応版もβ版ながらすでに登場している(*1)。さらに、このソフトには「Run Benchmarks」というメニューがある。ドキュメントを見ると中身は「Whetstone」と「Dhrystone」なのだそうだ。これを使ってみよう。クライアントのバージョンはβ版の5.3.31。Windows版はβ版にする必要はないのだけど、条件をそろえるために同じバージョンにした。やってみて分かったが「Run Benchmarks」中は本来のBOINCの作業はちゃんと停止されていた。
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| | Mac OS X 10.4.6 | Windows XP Professional(SP2) |
| Number of CPUs | 2 | 2 |
| Floating point MIPS (Whetstone) per CPU | 1464 | 1664 |
| Integer MIPS (Dhrystone) per CPU | 2180 | 2580 |
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わたしを含むMacintoshユーザーにとってはショックなことなのだけれど、結果を見るとWindows XPの方がWhetstoneで14%、Dhrystoneで18%も速い。
2.QuickTime
次はQuick Time。Mac OS X Universal版とWindows版の両方が存在するソフトウェアと言うとどうしてもこうなってしまう。こういう比較のときに一方のOSメーカー(Apple)が作ったアプリケーションを使うのはちょっと心苦しいのだけれど、しょうがないのだ。Mac OS Xの旗色が悪いからホームで勝負を、というわけではない。
測定方法は以前のレビュー(“「2倍速い」Intel CPU搭載の新しいiMacをイジってみた”“iMac IntelはMac OS X 10.4.5で速くなったのか?”)で行った作業をまたやってみることにする。iMovieによって取り込んだ1.9Gバイト(9分28秒)のDVファイルを、QuickTime Playerで開き「ムービーからiPod(320×24)」で保存。その処理時間をストップウオッチで手計測した3回の平均を小数点以下四捨五入している。
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| Mac OS X 10.4.6 | Windows XP Professional(SP2) |
| 8分38秒 | 7分46秒 |
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結果は……Windows XPの方が11%ほど速い。