Skip to main content

Kyouichi SHIKUYA's Library tagged market   View Popular

13 Mar 07

ちょーちょーちょーいい感じ:なぜ株式投資はもうからないのか

  • 我々がなすべきホントの資産運用、それを提示せず闇雲に「貯蓄から投資へ」を唄うのは騙し以外の何物でもないと思います。では、そのなすべきホントの資産運用は何かと言えば、株式投資であれば日経平均やTOPIXなどのインデックス投資、ETFの購入ということになると思いますが、それだと誰も大して潤わないので、そんな当たり前の意見はどこからも出ないんですよね。



    日経平均はその名のとおり、「平均」であり、平均的なリターンをもらうことで良しとすれば非常に簡単で、時間もかからないのですが、貪欲に平均以上のリターンを求めるあまり多くの時間を投資先選別に割き、結果としては平均レベルも儲からず最悪損をしましたとあっては、悲劇そのものですよね。政府、金融機関がそれぞれ都合よく使いまくっている「貯蓄から投資へ」のスローガンですが、安易さゆえの危うさが存在すると思います。



    安易な株式投資熱に警鐘を鳴らしたいなという思いで、本書の構想を練り始めて1年半。やっと出版にこぎつけました。

06 Mar 07

ヘッジファンドと個人投資家のぶつかり合いを示す為替相場|Klug クルーク

  • こうした中、興味深い動きを示しているのが日本の個人投資家たちです。ドル円レートが下落傾向を強めた2月28日以降、個人投資家は、ヘッジファンドとは逆にドル買い(円売り)を強めています。たとえば、外国為替証拠金取引を取り次ぐ外為どっとコムが公表する「外貨ネクスト売買比率 」によると、ドル円レート取引のうちドル買い円売りの取引の割合は、2月当初は7割程度ですが、3月1日は9割近くまで上昇しています。



    ドル円レートは、今年に入ってから1ドル=119円から121円の水準で取引されていました。この水準は、過去数年を考えると、かなりドルの割高感が強いものであり、高金利を狙ったドル買い意欲が強い個人投資家でも、さらにドル買いを進めるには躊躇していたと思われます。しかしドル円レートが一気に116円台まで下落したことで、個人投資家は、新たなドル買い円売りを仕掛けたと推察されます。



    日本銀行が3月1日に発表した2月28日のドル円取引の売買高は、252億ドルと約3年2ヶ月ぶりの高水準となりました。おそらく、海外の投機筋のドル売りと、日本の個人投資家のドル買いの取引がぶつかり、売買高が膨らんだためと思われます。今後もドル円レートは、不安定な動きを示すのかもしれませんが、それは海外投機筋と日本の個人投資家のぶつかり合いの姿を映し出したものかもしれません。

05 Mar 07

Espresso Diary@信州松本:不動産を買うことは、街や地域の一部を買うことである。

  • ウォーレン・バフェットは「株式を買うことは会社の一部を買うことだ」と強調していますが、バフェットに倣っていえば、不動産を買うことは、すなわち街や地域の一部を買うことなのです。だから、寝室やシステム・キッチンという内向きな部分だけに目を奪われるのではなく、街の盛衰や行政サービスのような外部にも目を向けないと損をするリスクが高いという話になります。私が、松本の街の政治や不動産について詳しく書くのは、地域のお客さんへのサービスみたいなもの。マスコミが意識しているのは受身な視聴者や消費者ですが、私が意識しているのは、自らリスクを取って主体的に行動する投資家や、独立してお店を開こうと夢みる若い人たちも含まれる。だから内容が全然違うのです。そして、これからの時代は、投資に強い風土で豊かさが広がる。


    企業の名前を外した株の話が説得力を持たないように、地名を欠いた不動産の話にも説得力がありません。もしも私が価格の上がっている大都市の不動産に住んでいたなら、株式への投資は少なくしていたでしょう。しかし、私が住んでいる信州の松本では、不動産の価格が落ち続けている。だから、他に投資対象を求めないと将来は厳しい、という判断になるんですね。円高メリットを享受できる会社に勤めている人なら、円安で儲かる会社の株を買うのも考え方のひとつ。コーヒー屋のように輸入品を加工したり販売している場合は、円安が逆風になりますから、円安メリットのある投資対象を考えることが重要です。

Alternative Times: REIT投資への誤解

  • まず、1つ目の誤解は、REITは伝統的資産に対してオルタナティブ資産として考えられているが、実は必ずしもそうではないということである。長期的に見ると株式市場との相関は高くないが、株式の下落局面では相関性が高いのである。例えば、米国で見ると原油価格が下落すれば、石油業界に依存している地域の不動産価格は下落する傾向がある。また、景気動向に左右される業界(例えば、ホテル業界)の不動産価格は、経済全体が縮小傾向に向かえば、一気に低下する。現在様々なREITが組成されているが、ホテル特化型REIT等は、景気減速の直撃を受けるREITであろう。





    次に、銀行からノン・リコース・ローンという形で融資を受けているため、ある程度銀行によってデュー・ディリジェンスが働いているので大丈夫という人がいるように思う。最近の銀行は、言っては悪いがあまりデュー・ディリジェンスを行っていないように思う。銀行はそもそもノン・リコース・ローンで貸し出しは行っているが、これはフィー獲得(貸し出し増加)のためであり、すぐさまそのローンをパッケージ化してCMBS等で第3者に売却している。銀行にとっては、フィーを稼げるし、リスクをとらなくて良いので、格好のビジネスモデルとなっている。





    実際のデュー・ディリジェンスを行っているのはREIT組成者や、私募の場合であれば投資するヘッジファンドなどだ。しかし、組成者はフィーをとりたいので、デュー・ディリジェンスを行う立場としてはやや疑問が残る。唯一デュー・ディリジェンスを行っているがREITを購入しているヘッジファンドだ。彼らはパフォーマンス・フィーによって生計を立てているので、一応のデュー・ディリジェンスは行っている。この度の株価下落でREITも共倒れすることがないことを祈っている。

04 Mar 07

初の米商業用不動産デリバティブ市場、今週にも取引開始=FT紙 | ビジネス | Reuters.co.jp

  • 5日付の英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙によると、米商業用不動産に関する初のデリバティブ市場が今週にも取引を開始する見通し。クレディスイス(CSGN.VX: 株価企業情報 , レポート)など主要金融機関4社が共同でトレーディングシステムを構築するという。クレディスイス以外の3社はゴールドマンサックス(GS.N: 株価企業情報 , レポート)、メリルリンチ(BAC.N: 株価企業情報 , レポート)、バンク・オブ・アメリカ(MER.N: 株価企業情報 , レポート)とみられている。

     FTによると、4社は米国不動産投資受託者協会(NCREIF)と提携し、NCREIFが算出している不動産投資インデックスからのデータを利用し、商業用不動産デリバティブ市場を創設する。

     NCREIFのイーグル専務理事は、「4社はこの市場には大きな可能性があるとして非常に期待している。大手銀行だけではなく、ヘッジファンド、保険会社などもこの市場の発展に興味を示している」と述べた。

     不動産デリバティブ市場は英国では2年前以上からあるが、米国では初めてとなる。

01 Mar 07

ヘッジファンド、2月27日の世界株安で巨額の損失=調査 | ビジネス | Reuters.co.jp

  • 米調査会社ヘッジファンドリサーチ(HFR)が1日発表したHFRX指数によると、ヘッジファンドは2月27日、世界同時株安を受けて1日の損失としては少なくとも過去4年間で最大となる巨額の損失を出した。今後、損失が一段と拡大する可能性もあるという。

     HFRX指数によると、2月27日の投資リターンは、HFRが2003年3月に算出を開始して以来、1日の投資リターンとしては最悪となった。

     シティグループのクレジット商品戦略部門責任者、マット・キング氏は、積み上がっていたロングポジションの解消が27日の株安の一因で、これはまだ解消されていないと指摘。「ロングポジションが解消されていないため、類似の動きが再び起きる恐れがある。1日でこれほどの規模ではないにしても、この方向にはある」と述べた。







     ヘッジファンドの魅力は、株式の購入と同様に売却によっても利益を上げるため、市場の上昇局面と同じく下落局面でも利益を得られる点にあるとされている。

     キング氏は、27日の株安から得た教訓は、一部投資家が株価下落で損失を出したように、ヘッジファンドも一方向のみの投資にはまってしまう可能性があると指摘。「27日まで続いていた上昇局面の終わりで、皆が事実上ロングにせざるを得なくなっていた。ショートにすれば、相場全体に対してアンダーパフォームすることになるからだ」と述べた。

エタノール需要が変える世界のコーン需給|Klug クルーク

  •  2006~07年度を例に挙げると、世界の輸出市場において60~70%という圧倒的なシェアを持つ米国のエタノール生産用コーン需要が2%増加すると米国の輸出量は4%程度減少すると試算されます。この減少分を補う方法としては他国での増産か、米国自らが期末在庫率を引き下げることが考えられますが、第2位の輸出国で、米国以外の国のなかでも最も輸出余力があると考えられるアルゼンチンの生産量は米国の12分の1程度と規模が小さいため、同国が期末在庫を全て放出しても米国の輸出減少分を完全に補填することは出来ないのです。



     エタノール生産用という新たな需要によりもたらされた米国内のコーン需給要因の変化は、世界的なコーン需給の引き締まりという影響を長期に渡ってもたらすこととなりそうです。

Private Equity Buyout of TXU Is Enormous in Size and in Its Complexity - New York Times

  • In an unusual twist that may soon become common, the banks are going one step further than simply providing the debt financing involved in the deal, in this case a daunting $24 billion of debt.

    The banks are also lending $1 billion to TXU’s buyers, Kohlberg Kravis Roberts & Company and the Texas Pacific Group — not as secured debt, but in the form of equity using the bank’s own cash.

    Known as an “equity bridge,” the arrangement allows leveraged buyout firms to buy companies with even less cash upfront. The idea is that the leveraged buyout firms will find other investors to ante up cash after the deal is announced.

    These bridges can lead to trouble, however. If the private equity firms cannot find new investors — and it is their job, not the banks’, to find them — or if the value of the asset falls sharply, the banks are left holding the bag.

    “This is how things blow up; people take more risk,” said Andy Kessler, a former research analyst and hedge fund manager who has written books about Wall Street. “If you go back to the crash of 1987, all the banks had huge bridges that went bust.”

28 Feb 07

ヘッジファンドVS個人投資家! 勝つのはどっち?:為替王

  • ヘッジファンド業界で有名なジョージ・ソロスの名は、みなさま一度は聞いたことがあると思いますが、彼が運営する会社の最大のファンドは日本円換算で1兆円近くに達したことがありました。現在世界的に巨大と言われているヘッジファンドはいくつかありますが、いわゆる巨大ヘッジファンドといえば数千億円規模のものが多く、世界中のヘッジファンドを合計すれば100兆円を軽く超えていると言われています。





    それに対して、世界第2位の経済超大国日本は個人金融資産だけで1,500兆円を超えると言われています。ほとんどがまだ円資産のままですが、1%動かしただけでも15兆円、10%動かせば150兆円です。





    「ヘッジファンド(投機家)がマーケットを動かしている!」というイメージを持たれている方も多くいらっしゃって、短期的にはたしかにそういう局面もありますし、規模の小さい国の通貨は影響を強く受けることもしばしばあります。しかし円相場に関しては経済環境に沿って長期的な円安または円高のどちらかの流れが形成されます。上記の数値を見ても、ヘッジファンドが束になってかかってもそう簡単に世の中の流を変えられないことがおわかりいただけると思います。



    これが、私が以前から日本国内の経済および投資家動向を為替変動要因として重視している理由のひとつです。

今日のポジション(2/28):為替王

  • 昨日は大幅なドル安・円高が生じました。

    東京市場では1ドル=120円台後半から120円台前半への小幅な円高でしたが、夕方ロンドン市場では120円割れ。そこから円高の流れが加速し、夜中に1ドル=119円割れ、さらに未明には118円を割り込んで一時1ドル=117円50銭を記録しました。




    きっかけは中国株の急落。

    中国政府が突然、株式市場の取締り強化措置をし、中国上海総合指数は昨日だけで約9%も暴落。中国株暴落は世界に波及し、欧米の先進国株価は軒並み3%程度急落。NYダウ株価指数は前日終値12,632ドルから一時546ドル安を記録しました。NY総合株価指数が急落したことにより取引停止措置が発動されるなどしました。



    このような株価市場の混乱を受け、通貨米ドルも売り浴びせられました。
26 Feb 07

Yahoo!ニュース - ロイター - 金現物9カ月ぶり高値、イラン核問題めぐる緊張などで

  • 金現物が日本時間26日午後の取引で9カ月ぶりの高値に上昇している。原油価格、イランの核問題をめぐる緊張の高まり、米ドル相場の下落などを材料に、数日中に1オンス=700ドルの水準を試す勢い。

     0546GMT(日本時間午後2時46分)現在、金現物は1オンス=687.20/687.90ドル。一時は689ドルまで上昇する場面もあった。

     先週23日のニューヨーク市場終盤では682.00/682.70ドルをつけていた。
25 Feb 07

福井総裁にイラつく政府要人の理由|Klug クルーク

  • このため、日本では、酒類を除いた食料とエネルギーを除いたCPIもあわせて発表されています。このCPIは、俗称としてコアコアCPIと呼ばれることがあります。生鮮食料品を除いたCPIをコアCPIと呼ぶため、コア(真ん中)の中のコア(「真ん中」の中の「真ん中」)であることを強調するために、「コアコア」と二度「コア」と呼ぶ慣習が根付いたためと思われます。



    12月のコアコアCPIの伸び率は、前の年に比べ0.3%の下落となり、12ヶ月連続のマイナスとなっています。つまり、日本の物価動向は、食料とエネルギーを取り除いたベースで考えると、依然としてデフレ傾向が続いているといえます。日本銀行の岩田副総裁が、2月の金融政策決定会合にて、政策委員の中で唯一利上げに反対したのも、(2月の利上げは難しいだろうと予想した市場関係者と同様に)

    日本の物価が依然として弱く、利上げによってさらに物価の伸びが弱くなることを懸念したからといわれています。



    利上げ決定の翌日(2月22日)、日本銀行の福井総裁は、参議院財政金融委員会で、CPIの伸び率は、目先ほぼゼロで、場合によっては、若干マイナスに陥る可能性があると述べました。つまり、福井総裁も、今回の利上げによって、物価の伸びが弱くなることを認識しているといえます。



    日本政府は、2007年度の経済見通しの中で、総合的な物価動向を示すGDPデフレーターは10年ぶりにプラス転換し、デフレから脱却することをすでに示しています。日本政府の要人各位が、福井総裁の発言に対してイライラした姿勢を示すのも、わかるような気がします。

23 Feb 07

本石町日記 : 首都圏・地銀をめぐる金利情勢=こぼれ話の続編

  • こぼれ話の続き 本日も街宣車来たり。「たった二ヶ月のデータで経済の将来を見通し、大いなる決断をした福井総裁にエールを送るものであーる!」と言ってましたね。妙に玄人ウケするスローガンであります。思わず吹いてしまったが、その後日銀通りですれ違った日銀マンもその部分で吹いた、そうである。なお、街宣車の件は日銀諸氏にも広く知られたようで、本日は注意深く耳を傾けた向きが多かった、と聞く。たった二カ月、との部分は某階でも話題になった、とのことである。来週も来るのかな…。
22 Feb 07

注目を集める為替ファンド(3)|Klug クルーク

  • 為替ファンドといってもいろいろな戦略があり、今回例に上げたファンドのように、リスクを抑えた運用を行

    なうファンドもあれば、高いボラティリティで大きく利益を狙うファンドも存在する。しかしながら、流動性や

    透明性の高さ、相関の低さといった特徴は為替ファンドに共通した長所と言えるだろう。こうした長所によ

    り今後も為替ファンドへの投資家の需要は高まっていくものと思われる。




    デルタヘッジ:オプション価値の原資産(この場合は通貨)に対する変動率を0に近づけることで、原資産

    の価格変動リスクをヘッジすること。


    2相関係数:2変数間の関係の強さを表す計数。数値が0に近ければ近いほど2つの変数の因果関係が

    低いことになる。相関係数が取りうる値は-1から+1の間となる。
20 Feb 07

日銀、0.25%の利上げ決定・8対1の多数

  • 日銀は21日の金融政策決定会合で、政策金利の引き上げを決定した。金利を動かす対象としている無担保コール翌日物金利の誘導目標を現状より0.25%引き上げ、年0.5%とする。利上げはゼロ金利を解除した2006年7月以来、7カ月ぶり。福井俊彦総裁が利上げを提案、政策委員の8対1の賛成多数で決めた。反対は岩田一政副総裁。

     同時に、金融機関が日銀に担保を差し入れて資金を借りる「補完貸付制度」の基準金利(公定歩合)も現在の年0.4%から0.75%に引き上げた。

     長期国債の買い入れについては、当面、これまでと同じ金額、頻度で実施する

18 Feb 07

ドル円レートの下落は続くのか?|Klug クルーク

  • 米国の追加利上げを考える際に必要なのは、物価変動に大きな影響を与える雇用と賃金の動向を確認することです。米国の非農業部門雇用者数は、上下に大きく変動するものの、平均的に毎月10から15万人ずつ増えている状況です。また平均時給は、足元では前の年に比べ4%前後のペースで上昇が続いています。働く人の数が増え、働く人の賃金も増えているのであれば、働く人の購買力は高まり、物価は上がりやすくなります。中央銀行であるFRBは、物価上昇に歯止めをかけるため、金利をさらに引き上げる必要がでてくることになります。



    一方、日本の場合、物価の上昇ペースは依然として低いままです。ゼロ金利政策が解除されてから、

    日本の消費者物価(除く生鮮食料品)は、前の年に比べ0.1から0.2%と小幅の上昇にとどまっています。また働く人の数は増えているものの、賃金の伸びはほぼ横ばいのままで、働く人全体が得る賃金(雇用者報酬)の伸びは、前の年に比べ1%程度にとどまっています。現時点での物価上昇率が小幅である上、雇用や賃金に力強さが見られない状況では、日本銀行が利上げをするには、合理的な理由が少ないと思われます。



    仮にこうした考え方が正しいのであれば、米国の追加利上げの可能性はそれなりにある一方で、日本の追加利上げの可能性は低いことになります。そして、こうした状況が為替市場で確認されれば、足元で下落しているドル円レートは、下落するどころか再上昇することになります。現時点で、ドル円レートが下落を続けると考えるのは、やや性急な判断と思われます。

17 Feb 07

Espresso Diary@信州松本:地元力で考える日信工業への投資。

  • なにも外国企業の株を買うことだけが、海外投資ではないのです。いっけんローカルに見えても、グローバルに考え、そして行動している企業は、日本の国内にも多いはずです。みなさんの地元には、どんな企業があるでしょうか。
16 Feb 07

実現は困難?米国戦略備蓄在庫の倍増計画|Klug クルーク

  • そのため、前年度のおよそ10倍という水準での原油積み増しを1日も欠かさず実現するためには、メキシコ湾岸周辺地域及び海域が嵐やハリケーンなどに見舞われず継続かつ安定した原油輸入が行われること、厳冬や酷暑など石油需要が増加する天候要因が発生しないこと、原油輸入又は米国内の原油生産に影響が出るほどの地政学不安が浮上しないこと、などといった条件を満たす必要が生じますが、自然現象が原因となる事由も多いだけに、既存の貯蔵施設を満杯にすることだけでもかなり困難と考えられるのです。



     また、15億バレルを目標に貯蔵施設を拡張するためには、既存施設の拡張だけでなく新規の貯蔵施設を建設する必要があり、予算面、環境面での問題が浮上する可能性があることにも注意が必要です。米国エネルギー省によると、現在新規の貯蔵施設の建設が検討されているのは内陸部に存在するためハリケーンの影響を受けにくいうえ、既存の石油パイプラインとの連結が容易なミシシッピ州のリッチトンとされています。この新規施設建設と同時に、既存の4箇所のうちの3箇所の貯蔵施設(テキサス州のBig Hillとルイジアナ州のBayou ChoctawとWest Hackberry)の拡張が予定されており、これらの計画が達成された時には貯蔵能力は10億バレルまで拡大する予定となっています。ただ、既存の施設を建設するだけで4億ドルを投じたという米国エネルギー省の発表から見るに、段階的に建設工事が進められるにしても予算面での問題も解決していく必要が出てきそうです。



     特に現在の貯蔵施設は費用を抑えるためにルイジアナ州、テキサス州に豊富に存在する岩塩ドームを利用して地中に建設されていますが、人工的に地中に石油貯蔵施設を建設することに対しては、環境意識が高まっている現状では厳しい批判にあう可能性もあります。

1 - 20 of 140 Next › Last »
Showing 20 items per page

Diigo is about better ways to research, share and collaborate on information. Learn more »

Join Diigo