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20 Oct 07
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然るに、可能な限り広い範囲で言葉を捉えた方が良い。そもそも、萌えの定義を求めようとすることなど、「“愛”とは何か?」という哲学的問い掛けに等しい、ナンセンスな試みに違いあるまい。 -
*ピュグマリオン伝説
ピュグマリオンとは、ギリシャ神話に登場する若き彫刻家の名前である。
重度の女嫌いだった彼は、自分で彫り上げた美しい乙女像に恋をしてしまう。
毎日熱心に語りかけたり贈り物をしたりと熱愛した挙げ句、何も手につけられないくらい苦悶する日々を過ごす。もし彼女と結ばれないのなら崖から飛び降りて死のう……とまで思い詰めた所、愛の女神アフロディーテによって像に生命を吹き込まれ、人間の娘にしてもらう。
「ガラテア」と名付けられたその娘はピュグマリオンの求愛に応え、二人は晴れて結ばれる。めでたしめでたし。
その行き過ぎた妄想パワーは後世の芸術家達から深い共感と賛同を呼び、多くの作品のモチーフともなった。 -
急いで結論を先に述べてしまうと、オタク達が用いる「萌え」とは、人が「対象の内面の中に入り込み、そこに理想的なものを投影し、感じ取る」ことができた時に得られる愛情、思い入れから来る一種の「愛着」なのだ。 -
これは自己投影であり、勝手な共感に他ならない。 -
現実では、他人の心を読むことができないことは当然だが、物語においてはそうではない。キャラクターは自分の感情を隠すことができない。 -
魔術的思考
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勿論、相手の内面を100%理解できたり、完全に自己投影できてしまってもつまらないのだから、適度に不可解かつ異質なパーソナリティを備え、「私」の心を刺激してやまないのが、魅力的なキャラクターだということになる。
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