英語圏では、大学や図書館や博物館や学者コミュニティなど、知の最高峰に位置する人々や組織が「人類の公共財産たる知を広く誰にも利用可能にすることは善なのだ」という「パブリックな意識」を色濃く持ち、そこにネットの真の可能性を見出しているように思えるのだ。その感覚が日本語圏のネット空間には薄い。
「人類の過去の叡智」たる図書館の蔵書をスキャナーで読み取って理解し、自動的に索引を生成し検索可能にする「グーグル・ブックサーチ」プロジェクトに賛同して協力するのは、英語圏の大学図書館がほとんどだ。科学の世界でも、オープンアクセスを標榜するPLoS(Public Library of Science
http://www.plos.org/)という学術論文サイトが、「サイエンス」誌や「ネイチャー」誌といったこれまでの権威への対抗軸として急成長している。
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