この記事をもとに、J-CASTニュースが北九州市動物管理センターに取材すると、久保田勉獣医は、「古川住民グループのことは知らないが、地域猫に取り組んでいるのではないか」とみる。
「地域猫」とは、1997年に横浜市磯子区で提唱され、2年後に同区のガイドラインにまとめられた考え方だ。磯子区生活衛生課によると、「特定の飼い主がいないネコの対応を何とかしよう」と同課職員や獣医師会、自治会などが相談して考え方をまとめた。「地域で世話をする人が避妊・去勢手術などネコの管理をきちっとすることを通じて、そうしたネコを減らしていこうというもの」(同課)だ。
ところが、北九州市の例では、「地域猫」の考え方が理解されずに、住民とトラブルになっている。その背景には、ネコにエサをやる人にはまだ、その結果に責任を持たない人がいることもあるようだ。実際、同市では、エサやりによるノラネコが増えているためか、ペットも含めてネコへの苦情が、06年は6年前の倍近い328件に増えている。

