今回の決定により、MTVが昨年Microsoftと提携して設立したデジタルサービス「URGE」は終わることになるようだ。Microsoftはこの数カ月、独自の音楽プレーヤー「Zune」に注力しており、会員の少ないURGEにとってはそれがダメージになったようだ。MTV自身もZuneのデビュー後はURGEにあまりリソースを投じていないと、同サービスに近い筋は言う。
強力なマーケティング力を持ち、CATVなどのメディアで巨大なリーチを誇るMTVと提携することで、Rhapsodyはリーチが広がるかもしれない。MTVは傘下のテレビチャンネルで同サービスを積極的に宣伝する計画だ。この件を知る筋は、MTVとRealNetworksは何カ月も提携について話し合い、9月9日のMTV Video Music Awardsの式典前に契約をまとめようと懸命だったと話す。両社はこの式典で、今回の提携を宣伝したい考えだという。
この提携は、Rhapsodyの認知度を高めようとするRealNetworksの最新の取り組みだ。同サービスは月額12.99ドルからの会費で無制限に音楽を聴ける。ユーザーが会費の支払いをやめると、このサービスの楽曲を聴けなくなる。同サービスは今後も、iTunes StoreとiPodでオンライン音楽分野に支配的地位を築いたAppleと競合するだろう。
今回の件に詳しい筋は、MTVとRealNetworksの合弁事業は、URGEの現責任者のマイケル・ブルーム氏が率いることになると伝えている。MTVは音楽ブログなど広範な編集コンテンツを提供する見込みだ。MTV Networksのグローバルデジタルメディア担当社長ミカ・サルミ氏はRealNetworksの元幹部。
MTVは以前からデジタル技術に多額の投資をしており、「Guitar Hero」ゲームシリーズを開発したHarmonix Music Systemsなどの買収に加え、先週にはゲーム開発に5億ドル以上を投資する計画を発表した。
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