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saved byToshiro Shimura on 2008-07-14

  • Btrfsはもともとオラクル在籍のカーネル開発者、クリス・メイソン(Chris Mason)氏が開発したもので、現在GPLライセンスの元にオープンソースで開発が進められている。メイソン氏はオラクルが提供するテクノロジ関連のポッドキャストチャンネル「OTN TechCasts」で行ったインタビュー(mp3)の中で、Btrfsを開発した動機について次のように述べている。「ext3で大きなディスク上にファイルシステムを作ることは簡単だが、大量のデータを管理するのは難しい。ディスクやデータのエラーを処理し、一貫性を保つのは極めて困難だ」。ext3でも16TBのファイルシステムは作成できるが、ファイルシステムの検査・修復を行うのは事実上不可能というほど時間がかかるという。


     Btrfsに取り入れられる機能としてメイソン氏は、スナップショット、オンライン・ファイルシステム・チェッカー、オンライン・デフラグメンテーション、オンライン・リサイズ、オブジェクトレベルでのストライピングとミラーリング、マルチデバイスサポート、ファイルシステム全体でのバリデーションや圧縮の機能を挙げる。

  • これらの機能はサン・マイクロシステムズのSolaris OSで標準となっているファイルシステム「ZFS」と共通した項目が多い。この点についてメイソン氏は「ええ、かなりの部分が共通しています。その理由の1つはZFSもBtrfsも同じような時期に開発したものだからという事実に由来します」。メイソン氏によればXFSですら、古いUFS(Unix File System)のスタイルを踏襲しているもので、ZFSやBtrfsは“コピー・オン・ライト”と呼ばれるテクニックをベースに設計された新しい世代のファイルシステムだという。


     メイソン氏はミドルレンジサーバで良く使われているext3を置き換えることを主眼にしていると話す。

  • ext2、ext3、ext4と後方互換性を保ったまま拡張してきたファイルシステムは限界のようだ。一方、Linuxで使える高機能な次世代ファイルシステムは、どれも主流となるほど求心力を持たなかった。サンのZFSはライセンスの互換性がないため、Linuxカーネルに取り入れられず、今のところユーザー空間で動かすモジュールになっている。また、パフォーマンスの良さや先進的機能の実装で知られるReiserFSは、開発の中心メンバーだったハンス・レイザー(Hans Reiser)氏が妻を殺害した容疑で2008年4月に第一級殺人罪の評決を受け、その後、2008年7月7日に司法取引に応じて罪状を認めたことから、長らく不安視されてきたReiserFSの次期バージョン、Reiser4の開発の先行きはますます不透明さを増している。