すでにSalesforceとGoogle Appsの統合はかなりの程度で進んでいる。ただ、これらはJavaScriptによるブックマークレットや、APIによるマッシュアップといったWebサービスではありふれた手法で大げさなものではない。むしろ、こうした柔軟で“アジャイル”なアプローチによって、エンタープライズ向けITシステムがベンダの壁を越えて連携し、進化しているというダイナミズムにこそ注目すべきだろう。Google Appsが大きなアナウンスもなく日々少しずつ機能を追加・強化しているのと同様に、Salesforce for Google Appsは「まだまだ進化していくものとご理解いただきたい」(セールスフォース・ドットコム代表取締役社長兼米セールスフォースドットコム上級副社長 宇陀栄次氏)という。「どこか特定のベンダ製品を選んで、導入して、アップグレードして、というソフトウェアの時代は終わった」(フー氏)。セールスフォースのアプリケーションプラットフォーム「Force.com」向けに書かれたカスタムアプリケーションは現在6万4000種を数えるが、「Google Appsとの統合で、今後はもっと増えていくだろう」(フー氏)としている。
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