This link has been bookmarked by 2 people . It was first bookmarked on 01 Aug 2008, by Toshiro Shimura.
さて、Outlook ConnectorによるLiveメールやHotmailの読み書きについては以前から問題なくできていた。Liveアカウントを取得し、そのアカウントをOutlook Connectorを使ってOutlookに追加すると、LiveメールをOutlookを使って読み書きできるようになる。メールの実体は、サービス側にあるが、Outlookがそのコピーをローカルに持つようになり、オフライン時にもLiveのメールを読めるし、Outlookの強力な機能を使って管理ができる。具体的には、C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Microsoft\Outlookに、追加したアカウント専用の拡張子OSTのファイルを作り、そこにデータをキャッシュするようになっている。OSTは、Outlookのオフライン・ストア・ファイルに与えられる拡張子だ。複数のPCのOutlookでOutlook Connectorを使って同期すれば、すべてのPCでメールデータを同一に保つことができる。ここまでは、従来のバージョンでも問題がなかった。
今回の新版リリースにより、受信トレイのメールデータのみならず、すべてのアカウントで予定表のデータを同期できるようになったという。今までは、有償アカウントのみが対象だった上に、有償のアカウントでも同期が正しく機能せず、その不具合が1年以上もの間放置されてきたので、まさに朗報だ。
試したところ、今回は、いちおう同期だけはできるようになっている。ローカルのOutlookで予定を追加すると、ウェブのLiveカレンダーでも予定が追加される。その予定をウェブで修正すると、ローカルのOutlook上にもその修正が反映される。
ここまで執拗に、Outlook Connectorの不具合について書き続けるのは、ぼく自身が個人的に熱心なOutlookユーザーであるのはもちろんだが、この手の個人情報管理ソフトの存在は、これからのPCの使われ方において、きわめて重要な役割を果たすようになると考えているからだ。だからこそ、AppleもGoogleも熱心に取り組んでいる。Microsoftは、少なくとも、コンシューマーユーザーに対しては、その努力を怠ってきたし、今も怠っていると思う。Officeに添付することで、Outlookを半ば強制的に配布し、これだけで、メールも予定などの個人情報を効率的に管理できますと喧伝してはきたものの、肝心な同期のソリューションを提供してこなかったからだ。
誰も、持ち出せない手帳なんて使いたくないにちがいない。自宅でデスクトップPCを使っているユーザーは、そのPCでスケジュール管理をしても、それを外に持ち出せないのなら、意味がないと思うだろう。当たり前の話である。デスクトップPCでも、会社や学校のPCでウェブサイトを開いても、あるいは、モバイルノートPCでも、いつ、どれを開いても、オンラインでもオフラインでも、同一のデータが参照できることが保証されるのなら、紙の手帳をやめて、Outlookなどの個人情報管理ソフトを使う気になるというものだが、それができない以上、意味がない。もしかしたら、この手の同期ができるだけで、持ち歩きしやすい携帯用のモバイルPCを1台追加購入するユーザーだって少なくないかもしれないのにだ。
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