一般にマルチスレッドに対応したエンコードソフトは、アーキテクチャやクロックが同じであればコア数が多いほうが有利だし、クロック差以上にコア数のほうが速度にもたらす影響は大きい。先に示したMainConceptのH.264 Encoderなどは、その典型的な例といっていい。
しかし、今回のSSE4を利用したDivXでは、デュアルコアPenrynが、Core 2 Extreme QX6800を上回る速度でエンコードを終える結果を見せた。用意されていたサンプル動画が短いものであっため、数秒の差になっているが、一般的な長さの動画であれば、数分、数十分の違いとなるほどの大きな差をつけている。
なぜSSE4を利用すると動画エンコードが高速になるかについても説明があった。その大きな理由として挙げられたのが、SSE4で追加された「MPSADBW」「PHMINPOSUW」の2つの命令だ。前者は複雑なSAD演算を行なうもの、後者はレジスタ内の値から最も小さなUWORDを抜き出すもの。こうした命令が用意されたことで、MPEGエンコードにおいて時間がかかるこれらの処理を少ない命令数で実行できるとしている。
Would you like to comment?
Join Diigo for a free account, or sign in if you are already a member.