Chikara Onodera
両国とも人口密度が低いことを考慮すると,欧州の他国では一般的に0.13ユーロ/MHz・人(スウェーデンにおける値)を上回る評価額になるだろう。2.5GHz帯周波数の評価は,表中にある2000年の3G周波数(2100MHz)オークションにおける評価から大きく下がっている。当時と現在では市場が大きく変化していることがうかがえる。
スウェーデンとノルウェーとも,既存事業者が3Gなどの移動通信向けにFDD周波数を獲得する一方,新規参入者がTDD周波数を獲得しWiMAXの展開に動いている。ノルウェーで参入したクレイグワイヤレスはカナダのWiMAXプロバイダであり,米国やカナダのほか,ギリシャでWiMAXネットワークの運営実績を重ねている。
スウェーデンに参入したインテルキャピタルは,無線ブロードバンドを卸で提供するビジネスモデルを描いている。同社はLTEの運営が始まる2010〜2011年に先行してWiMAXを開始し,無線ブロードバンド・アクセスにおける同技術の位置付けを固めるため,ネットワークの建設を急ピッチで進める模様だ。インテルのこうした動きは既存移動通信事業者には大きな刺激となり,LTEネットワークの投資を促進する要因となることは間違いない。さらに無線アクセスにおける競争は,今後は固定のブロードバンド・アクセスへも影響を及ぼすだろう。
2.5GHz wimax 3G wireless EU LTE auction
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