復讐者は「顧客、弟子または支援者」のカテゴリーに入れることのできる自立の要件のひとつである。
現に、これに先行する『唐獅子牡丹』シリーズでは、どの作品でも初期設定は何もかも失った花田秀次郎に最後に残っているのは、兄弟盃と復讐者だけであるという設定である。
この二つのカテゴリーに属する他者がある限り、彼はかろうじて自立状態を継続することができる。
逆説的なことだが、彼の死を願う復讐者の存在が彼の生きる支えとなるのである。
「恨まれるのは仕方がないが、この命簡単にはやるわけにはゆかねえんだよ」(というのも花田くんを「兄貴」とか「あなた」とか「おじちゃん」とか言って慕ってくる他者がいつのまにかまたできちゃったからである)ということでシリーズはエンドレスの構造になっているのである。
というような話を中高部の奨励でする(わけがないか)。
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