ウォーレン・バフェットは「株式を買うことは会社の一部を買うことだ」と強調していますが、バフェットに倣っていえば、不動産を買うことは、すなわち街や地域の一部を買うことなのです。だから、寝室やシステム・キッチンという内向きな部分だけに目を奪われるのではなく、街の盛衰や行政サービスのような外部にも目を向けないと損をするリスクが高いという話になります。私が、松本の街の政治や不動産について詳しく書くのは、地域のお客さんへのサービスみたいなもの。マスコミが意識しているのは受身な視聴者や消費者ですが、私が意識しているのは、自らリスクを取って主体的に行動する投資家や、独立してお店を開こうと夢みる若い人たちも含まれる。だから内容が全然違うのです。そして、これからの時代は、投資に強い風土で豊かさが広がる。
企業の名前を外した株の話が説得力を持たないように、地名を欠いた不動産の話にも説得力がありません。もしも私が価格の上がっている大都市の不動産に住んでいたなら、株式への投資は少なくしていたでしょう。しかし、私が住んでいる信州の松本では、不動産の価格が落ち続けている。だから、他に投資対象を求めないと将来は厳しい、という判断になるんですね。円高メリットを享受できる会社に勤めている人なら、円安で儲かる会社の株を買うのも考え方のひとつ。コーヒー屋のように輸入品を加工したり販売している場合は、円安が逆風になりますから、円安メリットのある投資対象を考えることが重要です。
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